斉藤和義、石田ゆり子と「当然、目も合わせられず」

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12月4日よりスタートした斉藤和義の全国ツアー<斉藤和義 LIVE TOUR 2008 “歌うたい 15<16”>の東京公演が、12月10日、11日の2日間、Zepp Tokyoにて行なわれた。

◆ <斉藤和義 LIVE TOUR 2008 “歌うたい 15<16”>東京公演ライヴ写真

季節はすっかり冬だが、満員の会場は開演前から熱気が漂う。歓声の中、Tシャツにジーンズというラフな格好でハーモニカを吹きながら飄々と登場した斉藤和義は、ハーモニカを吹き鳴らしながら1曲目へ突入し、ライヴをスタートさせた。

8月にシングルズ・ベスト『歌うたい15』をリリースしていることもあり、ライヴは新旧織り交ぜたセットリストで展開。タケダ『アリナミン』のCMソングとしてお馴染みの「やぁ 無情」と、同曲の続編で12月3日にリリースされたばかりの新曲「おつかれさまの国」も披露された。

アリナミンのCMに出演している柳葉敏郎、佐藤隆太、石田ゆり子の3人の前で「おつかれさまの国」を披露してきたという斉藤は、石田ゆり子を「俺のゆり子(笑)」と呼びながらも、「当然(現場では石田ゆり子と)目も合わせられず(笑)」と話し、「きれいでしたね。こんなキレイな人と付き合える人はすごいなと」と、石田ゆり子と対面した感想を、そのときの緊張を伝えながらファンに話した。そんな彼に「おつかれさま!」と曲タイトルと絡めて声を掛けたファンに、「いや、うまくないですよ(笑)」と斉藤が切り返し、会場が笑いに包まれる場面もあった。

ライヴ中盤にはアコースティック・コーナーがあり、アコギやウクレレで弾き語りを披露。その後は季節にちなんだ冬の歌や代表曲の1つ「歌うたいのバラッド」も演奏され、終盤はハードなナンバーで畳み掛けるように本編を締めくくった。

アンコールで披露された未発表の新曲では、大きなバスドラムがステージに登場。「すごく楽しげな曲です。歌うもよし、聴くもよし」という紹介のもと演奏された新曲は、バスドラの音が鳴り響く賑やかな楽曲で、演奏後、斉藤自身も「気に入ってるんすよ」と満足気な顔を浮かべた。

Tシャツにジーンズ姿でギターを弾きながら、ただひたすらに歌う斉藤の姿は、まさに“さすらいの歌うたい”。歌そのものが最大の魅力である彼には、派手な衣装も演出も必要ないのだろう。約2時間45分にわたり、ギターと歌声だけで観客を引き込みながら魅力を存分に伝えたライヴは、最後まで大いに盛り上がって終了した。

ツアーは12月27日のZepp Sendai公演でファイナルを迎える。

ニュー・シングル「おつかれさま国」
【初回限定盤】VICL-36479 ¥1,260(tax in)
【通常盤】VICL-36480 ¥1,260(tax in)
2008年12月3日発売

◆iTunes Store 斉藤和義(※iTunesが開きます)
◆斉藤和義オフィシャルサイト
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