ニルヴァーナ、自分の曲を弾くのに悪戦苦闘

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ニルヴァーナのべーシストだったクリス・ノヴォセリックは、ミュージック・ゲーム『Rock Band 2』でニルヴァーナのトラックをプレイするのに苦戦したそうだ。

ノヴォセリックはデパートで、彼らの「In Bloom」(1992年)を試し弾きしようとしたところ、ほとんどついていけず恥ずかしくなり、隣で見ていた子供に場を譲ることにしたと『Seattle Weekly』のコラムで明かしている。

「Rock Bandのことは知ってたよ。ニルヴァーナの曲がいくつか入ってるからね。でも、一度も試したことなかったからやってみることにしたんだ。メニューで“In Boom”を選んでギターの形をしたコントローラー持って、ステージに上がったんだ。ベース・ラインは知ってるよ、もちろん。でも、この新型のプレイ法をマスターできなかった。スペース・インベーダーを思い出したよ、スクリーンの音符を追おうとしたんだけど、ほとんどついていけなかった」

「僕が悪戦苦闘しているのを見てる子供がいてさ。恥ずかしくなって、コントローラーを譲ることにした。彼は曲を引き継いだんだけど、その上手いこと!僕がそれをプレイしてた本人だなんてことは知りもしないさ。僕もあえて言わなかった」

いい体験とはいえなかったが、それでもノヴォセリックは「Rock Bandを気に入った」そうだ。「共有ファイルじゃなく、またみんな音楽を買うようになった!」ほかにも、ゲームのプレイヤーが音楽の構成についても学ぶことができるところが気に入ったという。「僕が音楽を聴くと、たいていはベース・ラインに耳が行く。Rock Bandだと、それもできるし、音符の進み具合も見て取れる」

この点に関しては、メタリカのラーズ・ウルリッヒ(Dr)も同意見のようだ。彼は以前「(ミュージック・ゲームは)子供たちが音楽の中身を知るいい機会になる」と話したことがある。

Ako Suzuki, London
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