光岡昌美、引きこもり体験から描かれた内面の深さ

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光岡昌美の1stアルバム『Black Diary』がリリースとなった。天真爛漫でキュートな彼女ながら、そんな見た目とは反して、アルバムには自分が暗闇を感じていた頃の作品も含まれたディープな言葉(詞)も多分に含まれている。

◆「ぼくたちの失敗」PV
◆「last cross」PV
◆「届かぬ想い...~ロード another story~」PV
◆「Distance Love」PV
◆「Hana」PV

オリジナルの作品は全て光岡昌美本人の作詞によるもので、「全部、実体験から生まれている詞で人と人との裏にある“傷つけあう部分”に触れて人間不信にもなりました」という。「自分が傷ついたりするなら、誰にも会わない方がいいと思って自分の殻に閉じこもっていた」時期もあった彼女は、その間ひたすら詞を書くことに没頭しており、当然のようにその経験がこの『Black Diary』へも影響を与えているのだ。

感情の捌け口として書き綴られた多くの詞・ポエム・想いは、「自分の居場所みたいな感じがした」というその作詞活動を通じ、アーティスト光岡昌美のアイデンティティの核となっていった。

『Black Diary』というタイトルの由来は?と聞くと、暗闇=Blackという意味と日記感覚で歌詞を書いてきたという意味で“Black Diary”に、という答えが。1曲毎に感情が違う日記感覚で楽しんでもらえる作品にしたかったという、22才の光岡昌美のリアルが詰まった1枚になった。

森田童子が1976年にリリースした名曲を名プロデューサー吉俣良の手で生まれ変わった「ぼくたちの失敗」のカバーも収録されている。実際の引きこもり体験から描かれた内面の深さ…でもその見た目は愛くるしいキュートなチワワ系美少女。現代に生きる若い世代の女性たちが抱え込んでいるリアリティが、そのままこの作品に詰め込まれているようだ。
◆光岡昌美オフィシャルサイト
◆iTunes Store 光岡昌美(※iTunesが開きます)
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