LUNKHEADの石川、「一時はバンド脱退を考えた」

2009年でバンド結成10周年を迎えるLUNKHEADが1日、2009年初となるワンマンツアー＜蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻～10年はでけいど～＞を下北沢シェルターよりスタートさせた。

ヴォーカルの小高は、「ここ（下北沢シェルター）は、インディー時代に2回オーディションを受けて、2回とも落ちたライブハウス。今日みたいなチケット即完なんて、想像もできなかった」と感慨深げに語り、酸欠寸前の会場で19曲を熱唱した。

アンコールでは、リーダーの石川が「実はバンド脱退を申し出たことがあって…」と突然切り出し、会場は騒然。「それでもメンバーは残っていいと言ってくれた。そんなことを言う僕に居場所を与えてくれた。最高のバンド、LUNKHEADは永久に不滅です！」と語り、会場には大きな拍手が響き渡った。

ツアー初日となったこの日、LUNKHEADのオフィシャルサイトには、ドラムの石川龍が“大切なお知らせ”と題して、2009年4月以降は、これまでのようにLUNKHEADの活動すべてに携わることができなくなるということを掲載。ほかに挑戦したいことがあるという石川は、一時は完全に脱退することを考えたが、メンバーやマネージャーと話し合いを重ねた結果、石川の考えを尊重したメンバーが、脱退という形ではなく、いつでも石川が参加できるよう居場所を留保するというスタイルで今後活動していくことになったと報告した。4月以降、石川はLUNKHEADのすべての活動に参加することはできないが、もちろん参加できるときはLUNKHEADとしてドラムを叩くとのことだ。

今から10年前の3月、高校の同級生として初ライヴを行なった彼ら。バンド結成10年にして、バンドが、ファンが、その繋がりをより強固なものにしている。3月20日には新木場スタジオコーストにて、ツアー・ファイナルとなる一大イベント＜空前絶後のみかん祭ワンマン×SLOW NIGHT＞を開催する。イベントはポンジュースがサポートを行なうなど、愛媛県出身の彼ららしい遊び心と本気心が満載の内容となりそうだ。

＜空前絶後のみかん祭ワンマン×SLOW NIGHT＞
日程：2009年3月20日（金・祝）　開場15：00 / 開演16：00 / 終了21：00予定
会場：新木場STUDIO COAST

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◆ ＜空前絶後のみかん祭ワンマン×SLOW NIGHT＞特設サイト