のあのわ、チェロ弾きの歌姫と万華鏡のアレンジで歓喜の歌を聞かせるデビューアルバム『ゆめの在りか』特集

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のあのわ

2009.2.18 デビューアルバム『ゆめの在りか』リリース特集

絵本に描かれたクレヨン画のように 柔らかで暖かな色彩とタッチが混じり 物語りが奏でられていく
Yukko(Vocal&Cello)/ ゴウ(Guitar)/ nakame(Bass)/ 荒山リク(Keyboard)/ 本間シュンタ(Drums)

――BARKS初登場です。のあのわ結成の経緯から聞きたいのですが。

ゴウ:高校時代に、僕とYukkoがやっていたバンドが基になっているんです。その当時は、Yukkoが男性バンドに憧れていたということもあって、かなりエモーショナルなバンドだったんですよ。

Yukko:今では考えられないくらいエモーショナルでした。イースタン・ユースとかに憧れていたんですよ。

――えー! じゃあ、頭も剃り上げる勢いで?

Yukko:実際にはやってなかったけど、精神的には剃り上げていましたね(笑)。

――なるほど。そして。

nakame:大学のサークルで、僕とゴウ君が出会ったんですよ。最初の2年半くらいは、ファンとしてライブに通っていたんです。

ゴウ:そのうちに、バンドからベースが抜けることになったんです。nakameは他のバンドをやっていたんですけど、「うちで一緒にやろうよ」と誘って。

nakame:呼ばれていったら、「この曲のこの部分、どうしたらいいかな?」みたいに聞かれて、「え、もうメンバーになってるの?」みたいな。そこから1年半くらいの間にメンバーが抜けていって、ずっとこの3人の状態だったんですね。3人だけでは音楽活動ができないので、ずっと引き籠っていて。この時代を僕たちは、“モグラ時代”と呼んでいるんですけど(笑)。

――激しくエモかった時期から現在の音楽性は大きく違うわけですが、その“モグラ時代”が、逆に転機だったということですか?

nakame:そういうことだと思います。

荒山リク(以下、荒山):その当時は、音響系だったんだよね?

ゴウ:音響とか、エレクトロニカに傾倒していて。それが、2003年ぐらいの頃ですね。その当時に、Yukkoがグレッチからチェロに持ち替えたんですよ。

――それは、なぜ?

Yukko:もともと大きい楽器が好きで、ギターでもグレッチを選んで使っていたんですが、いまいちしっくりきていなくて。しかも、その時期は完全に引き籠っていたので、内向的な音楽にハマったり、どんどん内省的なものがやりたくなっていったんです。だから、ギター以外の楽器で良いものを探していたのですが、ちょうどその頃ジャクリーヌ・デュ・プレの映画を観て、チェロにハマってしまって。大きさもいいし、音も温かで、これはいいぞと。チェロが入ったことで、さらに音楽性の幅も広がったんです。なので、これもひとつの転機でした。

――その後、荒山さんが?

荒山:はい。インターネットで、メンバー募集をしているのを見たんです。僕はずっとドラマーとしてやってきたので、ドラムとしてメンバーに入れてもらおうと思っていたんですよ。それで連絡してみたら、もうドラムがいて(笑)。「じゃあ、キーボードで」ということで、最初はそれほどやる気もなく連絡を取り合っていたんです。でも音源を聴かせてもらって、ハッ! としたんですよ。シガー・ロスやムームを彷彿とさせるような、今まで聴いたことないような音楽で、しかもその音に乗るYukkoの声がすごく素敵で。「これは、何が何でもこのバンドに入らなくては」と思って。

nakame:その時のオーディションで、荒山君が震える手で1音だけ鍵盤を鳴らしたんですよ。すごく繊細なタッチで。僕たちもハッ! としたんですよ。この人はすごい! って。

荒山:ただ緊張していただけなんですけどね(笑)。入れてもらえました。

本間シュンタ:その2年後に僕が加入するんですが、ちょうど自分のバンドを辞めた時期で、大学も休んで、自分の音楽を追求したいと思っていたんですね。そうしたら、ゴウちゃんと共通の友人から“のあのわ”を紹介してもらって。最初は自分の音楽を追求したいという思いもあったので、サポートとして彼らと関わっていたのですが、のあのわの音楽性に惹かれてしまって。それで、正式にメンバーになったという感じですね。

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