イーノ、バトラーらUKプロデューサー・アワーズを受賞
この夜のハイライトであるプロデューサー・オヴ・ザ・イヤーには、ダフィーの『Rockferry』を手がけたバーナード・バトラーが受賞。彼は「本当に嬉しい。本当に感動してる。本当だ。もしこれが10年前だったら、多分、授賞式に出席してなかっただろう。でも、いまは本当に意味がある」と喜んだ。
同部門はバトラーに譲ったものの、革新的なプロダクションに贈られるジョー・ミーク・アワードを受賞したイーノも「リスペクトする人々から贈られるアワードだから、とても嬉しい」と喜びのコメントを発した。「僕にとっての名プロデューサーといったら、フィル・スペクター、ジョー・ミーク、ミッキー・モスト、シャドー・モートンだ。これらの人たちはみんな、レコーディング・スタジオはただ曲をテープに乗せるだけじゃないことを理解してた。音楽が作られ、想像される場所だということをね」
また、アルバム/シングル部門は、メンバー(クレイグ・ポッター/Key)がセルフ・プロデュースしたエルボーの作品が制覇した。
ギルド・アワーズ主要部門の受賞者/作品は以下の通り。
●プロデューサー・オヴ・ザ・イヤー
バーナード・バトラー
●レコーディング・エンジニア・オヴ・ザ・イヤー
James Towler
●最優秀ミックス・エンジニア
Cenzo Townsend
●最優秀マスタリング・エンジニア
Ray Staff
●最優秀ライヴ・アルバム
ガールズ・アラウド『Tangled Up』
●UKアルバム・オヴ・ザ・イヤー
エルボー『The Seldom Seen Kid』
●UKシングル・オヴ・ザ・イヤー
エルボー「One Day Like This」
●最優秀リミキサー
カルヴィン・ハリス
●ジョー・ミーク・アワード(革新的プロダクション)
ブライアン・イーノ
●最優秀新人
ポール・エプワース
●最優秀スタジオ
British Grove Studios
●インターナショナル・プロデューサー・オヴ・ザ・イヤー
デンジャー・マウス
同アワーズはブリット・アワーズと提携されており、バーナード・バトラーはブリット・アワーズの最優秀プロデューサー賞も手に入れたことになる。今年のブリット・アワーズ授賞式は今週水曜日(2月18日)に開かれる。
Ako Suzuki, London
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