“CM音楽の巨人”菅野よう子の作品集第2弾が先行配信

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2008年に大ヒットしたアニメ『マクロスF』。同アニメの音楽を担当していた菅野よう子が、これまで発表したCMソングを集めた作品集『CMようこ2』を4月22日にリリースする。これに先駆けて、iTunes Storeにて同アルバムの先行配信が開始された。

『マクロスF』関連の楽曲といえば、2008年の音楽チャートも賑わせた。

まず、同アニメのオープニングテーマ曲、坂本真綾のシングル「トライアングラー」がオリコンウィークリーチャート3位を記録。さらに劇中のキャスト、ランカ・リー=中島愛名義でリリースされた「星間飛行」は同チャート5位。シェリル・ノーム starring May'n名義でリリースされたシングル「ダイアモンド クレバス/射手座☆午後九時 Don't be late」は同チャート3位。そして、サウンドトラック『マクロスF(フロンティア)O.S.T.1 娘フロ。』は、1997年9月26日発売の『THE END OF EVANGELION』(『新世紀エヴァンゲリオン』のサントラ)以来、10年8ヶ月ぶりのオリコンウィークリーチャートTOP3入りを果たした。

菅野よう子はこの『マクロスF』をはじめとして、これまでに、『カウボーイビバップ』や攻殻機動隊シリーズなど数多くのアニメ(映画)音楽を手がけている。2007年にセンセーショナルなCMから話題となった「創星のアクエリオン」の作曲およびアレンジを行なったのも彼女だ。

また彼女は、CM音楽の分野でも精力的に活躍している。具体的なCM名を挙げると「カネボウ ホワイトニングコンクルージョン」や「資生堂プラウディア」「サントリー 鏡月グリーン」「日清ごんぶと」などなど、これまで手がけたCMソングは1000作品以上。15秒、もしくは30秒の映像世界がドラマチックに彩られているのは、彼女の音楽によるところも大きく、まさに“CM音楽の巨人”という表現にふさわしいCM音楽作家のひとりだろう。

『CMようこ2』は、そんな菅野よう子が携わったCM曲ばかりを集めた作品集。サントラとしては異例のiTunes総合アルバムチャート1位を記録した前作『CMようこ』の続編となる。

今回のアルバムでは、短いCM曲の中にさまざまな音楽的バックボーンを感じさせるような “インテリジェンスな作品” が数多くそろえられているのが特徴だ。作品化の声が多かった「Sougen」('00 ハウス食品 北海道シチュー TV-CM曲)や、NTT docomoのTV-CMソング「All you need is love」、さらに湯川潮音がヴォーカルを担当した「赤い太陽」('08 濱田酒造 海童 祝いの赤 TV-CM曲)や、キセルをヴォーカルに迎えた「Share」('08 wowwow「人生って嘘みたい」挿入歌)といった話題の楽曲、豪華アーティストとのコラボ曲も多数収録している。

なお、所属事務所のオフィシャルサイトでは、「CD」のページから『CMようこ2』収録曲をCMの紹介とともに試聴できる。聴けば誰もが “あぁ、このCMの!” と、思うような曲ばかりなので、一度試聴してみてはいかがだろうか。

◆iTunes Store 菅野よう子(※iTunesが開きます)
◆菅野よう子オフィシャルサイト
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