ふかわりょう、音楽プロデューサーと芸人の二足のワラジが大成功?

ツイート
ROCKETMANとしてクラブシーンで音楽活動を展開し、いまでは謎の“顔なし”アイドルユニットCOSMETICSをプロデュース。ユーザーのクリック数によって、COSMETICSの3人の露出が次々になされるという、とんでもないアイデア企画で、音楽界に話題を振りまいているお笑い芸人ふかわりょう。

いまの段階でも、まだ彼女らの顔は公開されておらず、ブログとモザイクをかけたインタビュー映像が、彼女たちの本性を知る手がかりとなっているだけだ。

そのCOSMETICSの“顔”のご開帳が近づいているらしい。COSMETICSオフィシャルブログ『世界はLOVEを求めてる』では、3月3日付けのブログで、カウントダウンが“あと3日”となっており、それを計算すると期日は3月6日。この日に、遂に彼女たちの顔が明らかになるのではと、もっぱらの噂になっているのだ。

業界初の登戸系アイドルの顔とはどういうものなのか。3月6日を楽しみに待ちたい。

そんな活動も活発なふかわりょうだが、本業のほうでも、なかなか面白い試みをしている。それが、2月28日に開催されたコンテスト『第1回フニオチコンテスト』で、ふかわりょうが完全自腹でプロデュースを手掛けたという。

『フニオチ』とは、『腑に落ちない』の意味。大会当日、ふかわ氏が『日本一フニオチな街』とする大井町の会場は、腑に落ちない出来事や思いを抱えた人々、そして、そんな他人の『フニオチ』に興味深々の観客で溢れかえった。会場には当日券を求める観客が殺到。当初予定していた客数を超え、関係者席の一部までが一般客に開放されるなど、スタッフも驚きの集客ぶり。イベントへの高い注目度を伺わせた。

今回のコンテストには、あらかじめエントリーした一般応募者のほか、当日、急遽会場で募集された一般客2名を含む、40名の『フニオチ』を抱える人々が登場。中には、この日のために岡山県などの地方から駆けつけたという強者もチラホラ。

会場で発表された『フニオチ』は、日常の小さな不満をボヤくものから、社会の矛盾を真面目に語ったものまで、かなりバラエティーに富んだ内容。

「定期を買ったのに、違う地域の支社に異動させられた」「なぜか自分にだけに虫がたかる」「ATMでお金を引き出すと、5,000円札が出てこない」「近頃は科学が発達しすぎたため、身近なコミュニケーションがないがしろにされている」…。

そんな中で一際大きな『共感』と『笑い』をもたらしたのが、『初代フニオチグランプリ』を受賞した、フニオチネーム『砂漠のオアシス』(25歳・男性)さんの『フニオチ』。彼が日頃から『腑に落ちない』と思っていたのは、害虫からお米を防ぐための虫除け剤『米びつ先生』のネーミング。

「お米を守るための商品なので、『用心棒』とか、そういうネーミングだったら分かるんですが、この商品の場合は『先生』…。一体、この『先生』は誰に何を教えているんでしょう? この虫除け剤は、何でこんなネーミングになったんでしょう? …全く『フニオチ』です。」

誰もが知っている有名な商品への素朴な疑問に、審査員の川上未映子さんを含む会場は大ウケ。見事グランプリを獲得した。

優勝トロフィーと、賞金10万ルピー(日本円で780円相当)をふかわから受け取った『砂漠のオアシス』さんは、「まさか優勝できるとは思わなかった。『米びつ先生』に感謝したい。」とコメント。満足した笑顔を浮かべた。

今回のイベントに対してふかわは、「第1回目でこの内容。満足しています。イメージが形になった喜びがありますね。参加者の皆さんが、ステージの上で素晴らしい個性を見せてくれた。主役はあくまで参加してくれた皆さん。本当に感謝しています。」とコメント。

また、今回特別審査員を務めた川上さんも、コンテスト後、「すごく興味深いイベントでした。いろんな場所で生きているいろんな人が、いろんな想いを描きながら生きているんだなって。楽しかったです」と、満足げな笑み。

大成功に終わった『第1回フニオチイベント』。なんと、第2回目以降の開催もすでに決定しているらしい。次回は8月30日に下北沢タウンホールで開催の予定。そして、年末の12月27日には、今回開催された大井町『きゅりあん』の、今度は1,200人規模の人数を収容できる大ホールでの開催が決定している。

◆COSMETICSオフィシャルブログ『世界はLOVEを求めてる』
◆ラジオ「ROCKETMAN SHOW!!」J-WAVE毎週土曜26:00~29:00ブログ
◆ふかわりょうオフィシャルサイト
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス