秦 基博、堂々たる日本武道館でのパフォーマンス

ポスト
3月6日に自身初の日本武道館でライヴを行なった秦 基博。デビューからわずか2年強、シンガーソングライターとしては異例の速さで決定した日本武道館単独公演には、彼の揺るぎなき声とメロディ、そしてその実直なキャラと素晴らしいパフォーマンスを求めて、1万人のオーディエンスが集合した。

ライヴは名バラード「僕らをつなぐもの」のギター1本の弾き語りでスタートした。初の武道館の1曲目とは思えぬ堂々としたパフォーマンスで瞬時に武道館を自分の世界に染めると、バンドを従えて、デビュー曲「シンクロ」をはじめとするアップテンポナンバーを続けて披露し、1万人のオーディエンスに火をつけた。

秦は武道館をぐるりと見渡し「非常に広い!笑いも遅れてやってくる(笑)、拍手も遅れてやってくる(笑)、最後までみんなに楽しんで帰って頂きたいです!」と語り、声援と拍手で場内はさらにテンションが上がる。ライヴ中盤ではピアノの伴奏、ウッドベースとパーカッションによるアコースティック・アレンジなど様々な演奏形態で緩急をつけながら、「青い蝶」からは一転して武道館総立ちで駆け抜け一気に終盤へ流れ込んだ。

本編の最後では、「デビューして2年半あっという間でたくさんのことがあってたくさんの人に出会って、色々なものをもらい、音楽というかたちでお返しに届けてきて、1曲1曲その時の気持ちを込めて歌いました。武道館に立てたことはすごく嬉しいことです。でも、またこれが新しいはじまりになるんじゃないかと思います。12歳の時にギターを始めた時と同じようにギター1本のアコースティックで演奏します。最後にこの曲を聴いて下さい!」と語り、季節にマッチした旅立ちをテーマにした名バラード「朝が来る前に」を弾き語りでパフォーマンスした。

アンコールの2曲を含めこの日は全21曲を歌い、自身初の武道館公演を大成功におさめた秦 基博。5月4日(みどりの日)からは、弾き語りで全国21ヵ所を廻るツアー<GREEN MIND 2009>に駒を進める。

<秦 基博 LIVE IN 武道館>
2009年3月6日(金)@日本武道館
バンドメンバー:山本タカシ(Guitar)、山本隆二(Keyboard)、鹿島達也(Bass)、坂田学(Drums)
1.僕らをつなぐもの ※弾き語り
2.色彩
3.シンクロ
4.トレモロ降る夜
5.Baby, I miss you
6.Honey Trap
7.虹が消えた日
8.夕暮れのたもと ※弾き語り
9.プール
10.Lily
11.赤が沈む
12.空中ブランコ
13.青い蝶
14.花咲きポプラ
15.キミ、メグル、ボク
16.鱗(うろこ)
17.フォーエバーソング
18.風景
19.朝が来る前に ※弾き語り
EN1.最悪の日々
EN2.新しい歌
◆秦 基博オフィシャルサイト
◆チケット詳細&購入ページ
この記事をポスト

この記事の関連情報