楽譜をスキャナーで読み取り演奏できる「スコアメーカー」の拡張キットが登場

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市販の楽譜をスキャナーで読み取って、楽譜データを作成し、編集、印刷、演奏できる「楽譜認識&作成」ソフトウェア「スコアメーカーFX3 Pro」の拡張キット「スコアメーカー拡張キットシリーズ」がリリースされた。

「スコアメーカー」は発売以来、13年にわたって実績を積み上げ、機能や操作性も高く評価されている楽譜作成ソフト。特長の第一は、国産唯一の「楽譜認識」ができる機能だ。楽譜をスキャナで取り込み、手軽に演奏させることができる、最高クラスの認識精度を持つ「楽譜認識作成ソフト」として広く知られている。作成した譜面を簡単に移調させたり、パート譜を作成することもでき、取り込んだ譜面を自由自在にエディットできるのも便利な点だ。

ピアノピースなどの通常の印刷楽譜はもちろんのこと、歌詞を含む歌曲や合唱曲の楽譜、輸入楽譜、ミニスコア、コードネームや省略音符を含むバンドスコアにも対応単独譜表や大譜表だけでなく、リズム譜、ドラム譜、さらにはタブ譜の認識にも対応している。

「そのスコアメーカーFX3シリーズ」シリーズの最新版である最上位版のFX3 Proは、世界最高クラスの楽譜認識精度を持ち、音楽ジャンルを問わず、多くのユーザーに好評を得ている。

今回発売される「スコアメーカー拡張キットシリーズ」は、「スコアメーカーFX3シリーズ」の最上位版「FX3 Pro」に機能を追加するソフトウェアで、ラインナップは以下の3種類。

●『作曲拡張キット』……作曲、編曲の支援を行うキット
データ化した楽譜からの編曲、新しいメロディー、リズムの創作のために便利な機能を追加できる。メロディーを変形したり、リズムを変えたりする操作などを、画面上で直感的に行うことができる。

●『編集拡張キット』……楽譜の表示にこだわりを持ったユーザー向けの編集機能をまとめたキット
音符や休符の結合、演奏時における警告の臨時記号「(#)」の追加など、通常の編集機能だけでは、一つずつ手作業で行わなくてはならない手間を省くことができ、さらに効率よく、編集作業を行うことができる。

●『ファイル管理ツール』……すべてのスコアメーカー向け、ファイルを一括管理するためのキット
この『ファイル管理ツール』を用いれば、「スコアメーカーシリーズ」のSDX、SDFといった楽譜データや、SMFデータもすべて一括で管理することができ、今までに別々の場所に保存されていた楽譜データもすぐに探し出すことができる。また、頻繁に使う楽譜は、楽譜リストに追加することによって、検索の手間を省くことも可能。

●動作環境(各製品)
・対応OS:Windows Vista / XP / 2000 日本語版
・CPU:Windows Vistaの場合、Intel Core Duo クラス以上のプロセッサ (Windowsエクスペリエンスインデックスのサブスコア(以下WEI)が3.4以上) Windows XP / 2000の場合、Intel Pentium4クラス以上のプロセッサ
・メモリ:Windows Vistaの場合、1GB以上 (WEIが4.0以上)Windows XP / 2000の場合、512MB以上
・グラフィックス:64MB以上のVRAM Windows Vistaの場合、WEIが2.4以上
・ハードディスク:インストール時に300MB程度の空き容量が必要
・画面表示:XGA(1024×768ピクセル)以上、フルカラー
・その他:Microsoft Internet Explorer 5 以上
●発売日:2009年3月18日

◆河合楽器製作所オフィシャルサイト
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