ワコム、ワイヤレスでプレイできるプロ用DJインターフェイス「nextbeat NXT-1000」を発表

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ペンタブレットで有名なワコムが、音楽分野向けの新しいユーザーインターフェイスを開発、第一弾となるプロフェッショナルDJ機器「nextbeat NXT-1000」を発表した。現在開発段階にあり、本年夏より日本・欧州での先行発売を予定している。

nextbeat NXT-1000は、音楽制作やクラブで演奏を行うプロDJに最適化した新しいタイプのユーザーインターフェイス。機器の操作にパソコンを必要としない。タッチセンサーによってコントロールされる2つの音源と、ミキサー、エフェクター、サンプラーの機能を30cm×30cmというコンパクトなレコードジャケットサイズにまとめている。また、プロDJの演奏に十分耐えうる操作性と耐久性を備えているという。操作部はワイヤレス通信機能搭載で本体から取り外して演奏可能という非常にユニークな製品だ。

ワコムはこれまで、デザイン・イラスト制作を行うプロアーティスト、お絵描きや写真加工を楽しむ一般ユーザー向けなど、主にグラフィックスの分野で大きな評価を得てきた。最大のシェアを誇るペンタブレットでワコムの名前を認知している人も多いだろう。

そんなワコムが、新たに開発したタッチ技術と親和性の高い音楽分野に進出し、新しいインターフェイスの提案をすることにしたというのだから注目だ。その第一弾の製品が「nextbeat NXT-1000」となる。

タッチセンサーにはワコムの高度なセンシング技術を投入。押圧と指座標の高速検知が可能で、演奏者の意図を音楽に十分に反映できる仕様になっている。

操作部は取り外しが可能。ワイヤレス通信機能の搭載により、本体から離れての演奏ができるようになっているので、これまではDJブース内でプレイしていたDJが、ブースから飛び出して観客の中でもパフォーマンスができるというわけだ。同社では「より観客との一体感を作りだすことができる」としている。

「nextbeat」を詳しく紹介する専用WEBサイトとして、www.nextbeat.netが3月18日より開設されている。また、アメリカ・マイアミで3月24日から28日まで開催される<Winter Music Conference>、ドイツ・フランクフルトで4月1日から4日まで開催される<Musikmesse>にて製品を初公開する。イベントへの出展は今後も企画しており、決定次第発表していくとしている。国内でのイベント参加も発表されているので、詳細は下記サイトをチェックしてほしい。

◆ワコム
◆www.nextbeat.net
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