VSTプラグインをハードウェアで再生! VSTハードウェアプレイヤー「V-MACHINE」登場

ツイート
SM Pro AudioのVSTハードウェアプレイヤー「V-MACHINE」が3月下旬から発売される。V-MACHINEはVSTプラグインをコンピュータなしで持ち出せるまさに夢のようなマシン。お気に入りのVSTインストゥルメントやVSTエフェクトをコンピューターなしで起動し、あたかもスタンドアロンの音源モジュールやエフェターとして使えるようになる。

V-MACHINEは、1つのプリセットに複数のプラグインを組み合わせられる。それらをチェーンできるほか、スプリットやレイヤーといった構成も可能。よりリッチでユニークなサウンドをクリエイトできる。もちろん外部MIDIコントローラーにも対応(MIDIまたはUSBで接続)しているので、リアルタイムなパフォーマンスも可能だ。

パソコンにインストールされたVSTプラグインをV-MACHINEにロードするには、「VFXアプリケーション」を使用する。VFXアプリケーションは、V-MACHINEの設定を行う専用ソフト。VSTプラグイン(Windows dllファイル)のロードのほか、プリセットの構成、バンクの構成などを行い、USB経由でV-MACHINE本体へ送信する。

1つのプリセットには4つのチャンネル、2つのFXセンド、そしてマスター部があり、それぞれに3つのVSTスロットを持つため最大で21のVSTプラグインが動作する。このVFXアプリケーション自体がスタンドアロンのホストなので、VSTプレイヤーとしても使用可能だ。またV-MACHINEの動作環境と一致しているので、V-MACHINEの購入前にダウンロードして、動作確認することも可能だ。

なお、Mac版のVFXアプリケーションは開発中とのこと。Mac版の場合も扱うプラグインはWindowsフォーマットのVSTでなければならないという。

◆主な仕様
・ホストとしてVSTプラグイン(Windows版)を動作
・本体、あるいは付属エディター(VFXアプリケーション)で、バンクやプリセットを編集
・1つのプリセットで、最大21プラグイン(チェーン/スプリット/レイヤーを構成)
・標準的なMIDIコントローラーに対応
・MIDIラーン機能搭載
・サンプルプレイバック、ストリーミング用にUSBドライブ使用可能
・1GHz CPU、512MB RAM、1GBフラッシュ搭載
・SampleTank LE他、VSTプラグインプリインストール済み
・ラインアウト(標準モノラルフォーン、-10dB)×2
・MIDIイン×1
・オーディオイン(ミニステレオフォーン)×1
・ヘッドフォンアウト(ミニステレオフォーン)×1
・USBスレーブ端子(USB-MIDI準拠)×1
・USBホスト端子(USB-MIDI、USBドライブ準拠)×2
・DCイン×1(専用ACアダプター付属)

◆プリインストール済のソフトウェア
・IK Multimedia SampleTank 2.5 SE(300MBのサンプル付属)
・4FRONT BASS MODULE
・4FRONT E-PIANO MODULE
・4FRONT PIANO MODULE
※製品のオンライン登録後に、Magix Samplitude SE No.9、Magix AM-TRACK SE PLUG-INが無償提供される。

◆V-MACHINE
価格:79,000円
開発元:SM Pro Audio社(オーストラリア)
発売日:2009年3月下旬

◆VFXアプリケーション・ダウンロード
◆フックアップ
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス