ポール・ギルバート&フレディ・ネルソン、来日公演完全網羅のライヴ盤全4枚リリース

ツイート
結成20周年に当たる2009年、13年ぶりにオリジナルメンバーで来日公演を行なうMR.BIGが大きな話題となり、ここのところ、その名前を目にすることが頻繁になったポール・ギルバート。彼が素晴らしい実力を持つヴォーカリスト、フレディ・ネルソンと行なった2月1日~4日までの来日4公演の模様をパーフェクトにパッケージングしたライヴCDが3月25日に発売となる。

その名も『オフィシャル・ブートレッグ』で4タイトル同時発売。なんといっても驚かされるのが、東京2公演、名古屋1公演、大阪1公演をそれぞれ2枚のCDに、演奏された全曲をノーカットですべて収録しているということだ。

もちろんブートレッグとはいっても、怪しいものではない。ポール所有の24トラックADATレコーダーで録音し、ポール自身がMR.BIGのプロモーションが始まるまでの数日間に、不眠不休でトラック・ダウンを行なったという脅威の作業で制作された作品だ。

それぞれのタイトルの特徴を紹介しておこう。

まず『First Night in TOKYO』は、2月1日に渋谷クラブクアトロで行なわれたもの。このバンドでは初めてとなるエレクトリックでのパフォーマンスということで、4公演中最も緊張感の高い演奏が聴ける。

『Second Night in TOKYO』は2月2日に同じく渋谷クラブクアトロで行なわれ、ポール自身が最も演奏が安定していたと評価する公演。インスト・セクションで唯一の演奏となった「キャッスル・ドラゴン」を含む。

『Third Night in NAGOYA』は、2月3日に名古屋クラブクアトロで収録。ステージ上のモニターに不具合があり、勘を頼りに演奏したというワイルドなパフォーマンスとなっている。

そして『Fourth Night in OSAKA』は、2月4日心斎橋クラブクアトロでのもの。リラックスし安定感のある演奏は、4公演のなかで随一。日替わりアンコールを2曲とも演奏するなどの最終公演らしい雰囲気が味わえる。

このように、すべての公演を完全な形でパッケージングするというのは、ほかでは滅多に見かけない画期的なものであろう。演奏の差し替えなどもほとんどないようで、ミストーンがそのまま入っていたり、ライヴならではの醍醐味が満喫できる出来になっている。

自分が参加した公演のものを購入してあの感動をもう一度味わうもよし、行けなかった公演のものを購入して他の公演の感激を確認するもよし、一番良いのは4枚すべてを買って今回の来日公演をパーフェクトに堪能することだろう。

◆iTunes Store ポール・ギルバート(※iTunesが開きます)
◆WHDエンタテインメント
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス