川村カオリ、13年ぶりのアルバムは「骨がきしむ痛みを抱きしめるように歌った」

「等身大のありのままの自分を最大限に表現したい」という考えのもとアルバム制作をスタートした川村は、「自分は意外に自分を知らないものである。他人にしか見えない自分もいるであろう」と、今回、親交の深い浅井健一、片寄明人(GREAT3)、吉川晃司、鈴木祥子、布袋寅泰、松浦晃久、渡辺俊美(TOKYO NO.1 SOUL SET)らに楽曲提供を依頼。9年前に出会い、飲みの席で「いつか一緒に何かしたいね」と話していたのがようやく形になったという布袋寅泰提供の楽曲は、キュートでポップな曲に仕上がっているという。アルバムには、川村自身が作詞作曲を手掛けた曲や、デビュー曲である「ZOO」をセルフカヴァーした「ZOO 20th Anniversary Ver.」も収録される。
作詞の多くは、「メッセンジャーであり続けたい」と願う川村本人が手掛けた。詞について川村は、「20周年でもあり、大人として、女性として、母として、病気を抱えている一人の人間として、私から出てくる言葉や表現は驚く程に今までの自分にないものばかり。実に深みのあるアルバムになると思います」と話している。
自身が高校生のときにロンドンで出会って以来、ずっと兄貴分だという吉川晃司については、「デュエットしようよとリクエストをしてはいるんですけどね…どうなるかな」とデュエットを希望していることを明かした。川村から「病と戦いながら、またメジャーで歌をやりたい」という相談を受けたという吉川晃司は、「私にできることならなんでも協力したいと思い、賛同してくれるアーティストに声かけてみたり…といった感じかな」と語っている。
2008年10月にガンの再発・転移を発表した川村は、2008年末にソロでの音楽活動再開を宣言。自身38歳の誕生日となった1月23日には、<re-birth>と題してデビュー当時恒例だったバースデー・ライヴを11年ぶりに復活させ、ファンを無料招待した。
3月18日には12年ぶりのシングル「バタフライ~あの晴れた空の向こうへ~」と、娘に向けたフォトエッセイ『MY SWEET HOME~君に伝えたいこと』を同時発売し、発売週の週末(3月22日)に、自身初となるインストアでのサイン&トーク会を開催。限定150名のファンの前で「バタフライ~あの晴れた空の向こうへ~」を熱唱した。
◆ 川村カオリ コメント
「がんと向き合いながらのレコーディングは決して楽しいだけではないけれども、骨がきしむ痛みを抱きしめるように歌ったこのアルバムの完成を誰よりも自分自身が待っていました。川村カオリから皆さんへ贈る様々な愛の詰まったアルバムです。アルバム完成まであと少しなので頑張ります」
なお、5月5日には渋谷C.C.Lemonホールにて単独ライヴを行なう。病気と闘いながらもメッセンジャーであり続ける川村カオリの思いを、ぜひ生のライヴで受け止めてほしい。
◆川村カオリ オフィシャルサイト
◆川村カオリ オフィシャルブログ「川村カオリの調子はいいんだけど…。」
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