キース・ムーン、ビーチ・ボーイズのためならザ・フーを脱退したかも
ダルトリーはオーストラリアの『Courier Mail』にこう話した。「ビーチ・ボーイズにジョインでるなら、彼は喜んでザ・フーを離れていただろう。俺らのキャリアが頂点のときでさえ、ビーチ・ボーイズが落ち目でザ・フーが世界1ってときでさえ、もしビーチ・ボーイズがドラムをやってくれって頼んでたら、彼はそうしてただろうよ」「俺ら、“Barbara Ann”(ビーチ・ボーイズがカヴァーし、ヒットしたシングル)をよくやってたんだ。キースを喜ばせるためにね」
数々のイタズラ、奇行で有名だったキース・ムーン。アルコールやドラッグの問題も抱え、パフォーマンスにも反映することがあったが、ダルトリーはその点だけは快く思っていなかったそうだ。「スゴク、スゴク面白いものもあったよ。でも、完全な悪夢だったのもある。オフ・ステージでのことは、構わない。でも、ステージでやられるのは嫌だった。頭の中で何を考えていようが、いいんだ。でも、それがパフォーマンスやバンドの能力に反映するのは、悩みの種だった」
ザ・フーは先週、オーストラリア/ニュージーランド・ツアーを終了した。
Ako Suzuki, London
この記事の関連情報
ザ・フーのピート・タウンゼント、『トミー』の母を演じたアン=マーグレットの新作に参加
ゲス・フー、ザ・フーに名義変更を要求するも追い返される
リアム、エド、マッドネスら<Teenage Cancer Trust>公演に出演
ザ・フーのピート・タウンゼント「俺はツアーの最中に死にたくない」
ザ・フー、キース・ムーンの映画を制作
ロジャー・ダルトリー「ザ・ローリング・ストーンズはありきたりのパブ・バンド」
ブライアン・ウィルソン、新ドキュメンタリーの予告編公開
ブライアン・ウィルソン、最も好きなアルバムは『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』
ロジャー・ダルトリー、『Who’s Next』の50周年を祝うのに「僕らは必要ない」