UNISON SQUARE GARDEN、ストイックなまでに自分たちの音を追及して出来た1stフル・アルバム『UNISON SQUARE GARDEN』リリース大特集
[BARKS FEATURE] UNISON SQUARE GARDEN 1stフル・アルバム『UNISON SQUARE GARDEN』リリース大特集
ストイックなまでに自分たちの音を追及して出来た革新的なポップ・ロック・サウンドがここにあった
INTERVIEW02
斎藤:そうですね。でもまあ、11曲ともどれをとってもUNISON SQUARE GARDENだと思ってるし、どれも精いっぱい取り組んだ曲なんで。ただその中でこの曲はメジャー1stシングルとして連れ添ってきた大事な1曲。今結成5年目なんですけど、1年目にできた曲なんで思い入れもある。僕ららしい疾走感とか甘い部分とか、この曲にはよく表れてるんじゃないかなと思ってます。
田淵:これは僕がDTMにハマった時期にとりあえず遊びで作ってあって、ライヴで一度やったことがあったんです。で、今回のアルバムに、「MR.アンディ」を入れようという話になったときに、ディレクターさんから“ライヴでやってたあのバージョンも面白いね”って言われて、これをこのタイミングで入れるのは面白そうだなあと。後になってからだと自分で斬新な感じが薄れるんで、やるなら今だなと。
田淵:それは、どれをとっても僕ららしいということに尽きますね。どれをシングルにしてもいいと言うとちょっと違うかもしれないけど。とくに変わった曲をシングルにしたという意識もないです。
斎藤:彼が持ってきた“ピコピコ”サウンドがホントに楽しかったし、それでも僕ららしいと思った。こういうのも僕らは最高に楽しいんだよってことをみんなにも見せたかったんです。
田淵:タイトルで気にしてるのは記号性ということですね。タイトルに記号性があったらいいなと思って、それは意識してつけてます。
田淵:響きが面白いもの優先、かな。普通の文章とか分節じゃ面白くない。たとえば四字熟語を分解して“再三再四”を“再三”と“再四”に分けるとか。“絶景かな”とかは、ある言葉に別の言葉をプラスするのも面白いと思って。ポンと出てきた言葉がカッコよければそれで決まり、みたいなところもありますね。ただ意識しているのは、メロディと歌詞が一つになって形になる、ということです。
斎藤:けっこうクセのある歌詞ですけど、それを自分の体に染み込ませて自分のものとして歌う、バンドを代表して歌うというのはすごく楽しい。彼の書く歌詞、バンドの持つパワー、そういうのを自分が前を向いて歌うことで全部放出できたらいいなと思ってます。
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