童子-T、「信号を渡るのに18年もかかった」

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昨今の日本の音楽シーンでの“フィーチャリングブーム”の火付け役とも言える童子-Tが11日、渋谷C.C.Lemonホールにて、現在行なっているツアー<12 Love Stories Live Tour 2009>の東京公演を行なった。

◆ 豪華ゲストアーティストたちと歌う童子-T

長いキャリアを童子-Tだが、ラッパーとしてクラブイベントでのアクトとしての活動を中心としてきたため、ホールツアーは今回が初めて。ヒップホップのライヴとしては珍しいストリングスに生ピアノ、そしてDJといった布陣で東京公演に挑んだ童子-Tは、1曲目から加藤ミリヤをゲストに迎え、華やかなライヴ・パフォーマンスでファンを魅了した。

その後も青山テルマ、Full Of Harmony、Mammy-D、清水翔太、YU-A(Foxxi misQ)、BENIといった童子-Tと競演してきた豪華アーティストたちが続々と登場。会場は常に歓声と大合唱に包まれるという大盛り上がりの一夜となった。

さらに、この日着うた(R)の配信がスタートしたばかりという6月3日発売の新曲「ファーストソング」を初披露。結婚する2人に捧げるラブソングということで、会場のカップル客の前に歩んでラップするなど心温まる場面もあった。

「20才の頃、この向かいにあるエッグマンというクラブで初めてステージに立った。その時、「いつかは向かい側(旧・渋谷公会堂)にも立つ」って誓った」とMCで語った童子-Tは、「ヒップホップがメジャー・シーンで受け入れられるまで長い道のりがあって、この信号を渡るのに18年もかかっちゃったけど、今ここに立てたことを支えてくれたファンの皆さんと仲間達に心から感謝する」と深々と頭を下げた。

終始豪華かつ華やかなステージを繰り広げながらも、常にMCでファンと対話するアットホームな雰囲気を大切にする童子-T。ロビーにズラリと並ぶアーティスト仲間達からの花の多さからは、童子-Tの仲間を大切にする誠実な人柄が垣間見られるようだった。

ライヴ後、自身のブログで「一生忘れられない最高な夜だった。」と記した童子-Tと同様、ファンにとっても忘れられない最高の夜となるであろう温かいライヴとなった。

◆iTunes Store 童子-T(※iTunesが開きます)
◆童子-Tオフィシャルサイト
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