有線関係者が語る、クミコの“奇妙な”チャートアクション

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歌手のクミコが2月18日にリリースしたシングル「届かなかったラヴレター」が、4月22日付けの有線演歌チャートで自身最高位となる4位を獲得した。

◆クミコ「届かなかったラヴレター」CD情報

この作品はクミコ4年ぶりのシングル曲で、デビュー以来25年シャンソンをベースに唄い続けてきたクミコが本格的歌謡曲に初挑戦した意欲作。ふとした日常の風景に愛した人を思い出すとき、いよいよ悲哀や後悔の感が強まる…そんな想いが歌われている大人の愛歌とも言えるだろう。

なお、発売後のオリコンチャートでは初登場26位、演歌・歌謡曲チャートでは4位を記録していた(いずれも3月2日付け)。

“クミコはこれまで大ヒットとまでは行かないが、少なからず確実な支持者がいるという売れ方をしてきた。”── 有線関係者

関係者が語るように、団塊世代を中心とした中高年から熱い支持を受けてきたクミコは、これまでも作品をリリースをすれば確実にチャートアクションとして跳ね返り、さらにライヴ終了後の握手会には数百名が長蛇の列をなすといった手ごたえを見せていた。同時に、日本を代表するアニメーション監督の宮崎 駿など、著名文化人からの支持も多くあることが特徴で、かの作詞家・松本隆をして“言霊をもつアーティスト”と評されるほどの実力派でもある。

そんなクミコだが、「届かなかったラヴレター」では、今までには見られなかった現象が起こっている。4月7日に出演したNHK『歌謡コンサート』に前後して、有線チャートが奇妙な動きを見せているのだ。

3月25日付けで38位だったチャート順位が、翌週4月1日付けでは10位、4月8日付けも10位、歌謡コンサート出演翌週の4月15日付けには12位に一旦落ち込むものの、最新の4月22日付けチャートでは、なんと4位にまで急上昇している。

“普通は発売後にどんどんランクダウンしていくんですけどね。今までクミコの場合もそうでした。2008年、秋元順子さんがブレイクしたこともあり、このような現象を見逃さず、確実にヒットにつなげて行ってほしい。”── 既出の有線関係者

2008年、秋元順子が有線チャートなどでじわじわと人気を上げ、年末の『NHK紅白歌合戦』出演後、「愛のままで…」が1月26日付けのオリコンウィークリーチャートで1位を獲得と、一気にブレイクしたことは記憶に新しい。もし仮に、このままクミコの人気が好調に推移し、年末の『紅白』に出演するようなことがあれば、クミコが第2の秋元順子のような現象を引き起こす可能性は十分にあるのだ。

とはいえ、チャートの順位やブレイク云々は、あくまで結果のひとつに過ぎないもの。秋元順子やクミコといった、キャリアに裏打ちされた燻し銀的魅力に溢れたアーティストが世間から注目を集める背景には、歌い手としての確かな実力と長年にわたって培った経験こそがすべてであり、それこそが財産。そして、長い間彼女たちを支え、応援し続けてきたファンとの固い絆こそが、チャートアクションでは手に入れることができないかけがえのない財産だ。

◆iTunes Store クミコ(※iTunesが開きます)
◆クミコ レーベルオフィシャルサイト
◆クミコ オフィシャルサイト
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