豪華アーティストとの夢コラボ! May J. 2ndアルバム『FAMILY』大特集

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May J. 2ndアルバム『FAMILY』リリース大特集
May j.フォト

――移籍第一弾ということで、あらためてプロフィールから。小さい頃から、歌手になろうと決めていたんですね。

May J.:3歳からクラシックバレエとクラシックピアノを始めたのがきっかけなんです。もともと父が趣味でピアノとギターとバイオリンをやっていて音楽にすごい詳しかったので、父親にベーシックを教わりました。自然に、私は歌手になるものだと小さな頃から思っていたので、歌手になろうと思ったきっかけというものが、どう考えても思いつかないんですよ。(笑)。

――音楽は、ジャンルに関係なく何でも聴くんですか。

May J.:そうですね。最初にポップスを聴き始めて、クリスティーナ・アギレラ、ブリトニー・スピアーズとか、日本だと中島美嘉さん、MISIAさん、BoAさん、宇多田ヒカルさんとかがベースになってますね。で、中学校2年の時にアヴリル・ラヴィーンにすごいハマって、「アヴリル・ラヴィーンになりたい!」と言い始めて(笑)。R&Bを聴き始めたのは高校に入ってからなんですよ。インターナショナル・スクールに通い始めて、回りの皆がR&Bかヒップホップしか聴かない環境にいたので、今度は「私はR&Bクイーンになる!」と思ったりして(笑)。そこからR&Bばかり聴いていたので、1stアルバムもR&Bが強い仕上がりになったんです。

――1stアルバム『Baby Girl』のリリースは19歳だった2007年12月。20歳でレーベルを移籍して、完成したのがニューアルバム『FAMILY』ですね。

May J.:今回はベースに戻ろうと思ったんです。まず「日本語の歌詞を大切にしよう」というテーマがあって、多くの人が聴きやすい感じにしたかったんです。いろんなジャンルにも挑戦しました。キマグレンと一緒にやった「もし君と… with キマグレン」は、ラテンっぽいアップテンポの切ないラヴストーリーで、「旅立つ君に」のようなピアノバラードもあって。「旅立つ君に」は女の子同士の別れの歌なんですけど、それぞれ違う場所に行ってしまっても、夢に向かって頑張ろうねという励ましの歌なんです。

――これは実体験?

May J.:ちょうどこの曲を歌う時に、私の親友がオーストラリアに留学したんです。私は移籍する時期で、辛いことや不安もいっぱいあったんですけど、その時期に彼女がいなくなってしまって、淋しい気持ちがあったんですね。この曲の作詞は松尾潔さんなんですけど、彼とは以前にクレンチ&ブリスタの「Wonder feat. May J.」という曲に私が参加した時に、いろいろと話をしたんです。「May J.は今こんなことを考えている」ということをわかってもらって、そこからイメージしたことがこの歌詞に表われているので、すごく思い入れの深い曲ですね。

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――「旅立つ君に」と、アルバムのラストに入っている「Crescent Moon」は、アレンジは違うけど同じ曲ですよね?

May J.:そうなんです。「Crescent Moon」は「旅立つ君に」のハウス・リミックスで、英語の歌詞なんです。今までも、リミックスで歌詞を英語にするのは何回かやったことがあるんですが、今回は日本語の歌詞をそのまま英語にしたんです。英語と日本語の表現の違いがあるから、今までは自分なりに変えて英訳してたんですけど、今回は日本語の歌詞と自分の心境がぴったりで、一つ一つの表現に思い入れがあるので、そのまま英語に訳しました。

――作曲はDAISHI DANCEなので、ハウス・リミックスのほうが先にできたのかな? と思ってました。

May J.:私も、DAISHI DANCEさんといえばハウスのイメージだったんですけどね。「旅立つ君に」はピアノバラードで、こういうのもすごく素敵だなと思いました。今回一緒にできてすごくうれしいです。

――キマグレンの二人の出会いと、曲ではどんなやりとりをしたんですか?

May J.:二人は、お兄ちゃんみたいな存在。出会いは、彼らが経営している音霊-OTODAMA-(ライブハウス)にたまたま遊びに行って、友達を通じて知り合いになったんです。それで彼らのメジャーファーストアルバムに1曲コーラスで参加したんです。この曲では私のベースになっている音楽を見せたいというテーマがあったので、少しロック・テイストの歌い方をしてみました。あと、この曲にはスパニッシュの要素も入ってます。私自身、スパニッシュの血も入ってるので。

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