いきものがかり、初ホール・ツアー最終日に感動のパフォーマンス
3月7日(土)に彼らの地元である神奈川県県民ホールからスタートしたこのツアーは、全国33ヶ所38公演でのべ5万人を動員し、即日完売となったチケットはプレミアム化していた。
そうした彼らの人気と勢いを象徴するように、ツアー・ファイナルとなった5月25日(月)東京・渋谷のC.C.Lemonホール公演は、チケットを手にした幸運な2,100人のファンの熱気で沸き返った。
◆いきものがかり、初ホール・ツアー最終日に感動のパフォーマンス~写真編~
ヴォーカルの吉岡聖恵は「今日は来てくれて本当にありがとう。ひとりひとりと目が合ってるよ。私たちは、路上ライヴ出身。昔は誰も足を止めてくれなかったこともあったけど、いまはこんなにたくさんのみんなが、手を振ってくれたり、声をかけてくれたり、一緒に歌ってくれて、本当に嬉しいです。今日みんなからもらった元気を、今度は私たちがいい歌にして返せるように、これからも頑張ります」と涙ぐみながらも元気に叫んだ。
ギターでリーダーの水野良樹は「僕が思うポップソングっていうのは、共有できるもの。楽しいこと、嬉しいこと、そして時には悲しいこと、泣きたいことも全部共有できる、みんなと出会えたことを誇りに思っているし、本当に感謝しています。いきものがかりは、僕たち3人だけで活動しているんじゃなくて、サポート・メンバーや、スタッフや、聴いてくれるみんながいてくれて、それでいきものがかりなんです」と力強く語った。
アンコールの最後には、代表曲でもある「SAKURA」を、マイク・アンプを通さない完全な生歌・生ギター・生ハーモニカの3人だけでパフォーマンス。それまでの熱狂とは対照的に会場内は静まり返り、オーディエンスは3人の歌と演奏に耳を澄まして聴き入った。スピーカーからではなく、ステージ上の3人からダイレクトに伝わってくる歌と演奏は、鳥肌がたつほど感動的なものだった。
そしてさらに、拍手と歓声は鳴り止まず、ダブル・アンコールに応えて「今日はファイナル。なので、ツアーでやりたくてもできなかった曲を聴いてもらってもいいですか?」というMCの後に、“恋うた”として人気の高い「コイスルオトメ」を披露。ツアー・ファイナルだけのスペシャル・プレゼントに会場は沸き、温かい感動に包まれてライヴは幕を閉じた。
◆いきものがかりオフィシャル・サイト
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