INORAN、自分を問い詰め続けた2008年を総括したライヴDVD『2008 Butterfly Effect+』リリース大特集

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INORAN ライヴDVD『2008 Butterfly Effect+』リリース大特集

INTERVIEW-01

──次はDISC 02。こちらはまるで『情熱大陸』を見てるようなドキュメンタリー感ある仕上がりで。こういうものをINORANさんが出すということ自体に、ファンも驚くんじゃないかと。

INORAN:そうですね。ソロを始めて2007年が10年目で。10周年ってことでいろんなことをして。その年月というものが節目というか、一周したなってこともあって、去年もいろんなこと、内容も活動もすごくたくさんのことができたんですよ。それをみんなにパッケージしたいなっていうことで、こういうものになったんですけど。

──映像には2008年のアジア公演の様子も収録されてます。お客さんのパッションがすごかったですね。

INORAN:例えば台湾の人々も、すごく僕を待っててくれて。行ったことで僕自身がすごく刺激になりました。今年の3月にも台湾でライヴをやらせてもらったんですけど、すごくよかったですよ。刺激になりました。

──アジア各国のファンは、INORANさんに向けたメッセージをいっぱい書き込んだフラッグを作って待っていて。

INORAN:いままで韓国ではライヴもやったこともないのに。すごい嬉しいことですよね。やっぱり“音楽は偉大なり”ってことを肌で感じましたね。

──香港ではLUNA SEAの曲も?

INORAN:そうですね。台湾、韓国でもやりました。やっぱりそれは、LUNA SEAをやってたからこそというのもあるし。僕らがやるとモロLUNA SEAではないけど、一応ね、その端くれとして。

──端くれじゃなくて1/5のメンバーですから。

INORAN:ファンにプレゼントできることはしたいなって思ってやりました。

──反響はどうでした?

INORAN:すごく喜んでくれてる顔がステージからも見えました。

──香港での取材風景もインパクトありましたね。ものすっごい早口&勢いでインタビューされてたじゃないですか? いつもあんな感じなんですか?

INORAN:いつもあんな感じですね(笑)。

──どんなことを聞かれることが多いですか?

INORAN:日本とそんなに変わらないですよ。ただ、日本よりはジャーナリスティックというか。日本で“いまこの世界情勢についてどう思いますか?”とか聞かないでしょ? あっちはそういうことを聞いて、そこから人間性を見るんでしょうね。例えば“香港の人口は何万人でしょうか?”ってところから、この人はどれだけ香港のことを知ってるのか試されたりもするやりとりもあったり。日本ではそんなやりとりはないでしょ?

──しないですね。お客さんとのライヴでのやりとりも日本と違ったりします?

INORAN:いや、そこはそんなに違いはないです。

──今後も機会があればアジアには。

INORAN:行きたいですね。ライヴをしに。

──では、このDVD発売以降の今年の音楽活動。こちらはどんな感じで行こうと?

INORAN:今、新しい曲を作ってる最中ですね。たぶん、今年の後半にはみんなに会えるとは思うんですけどね。

──そういえば先日、OLIVIA名義でコラボシングルをリリースされてましたけど。

INORAN:もともと共通の知り合いがいて、音楽の話をしたらすごい合って。お互いに前から“やりたいね”って気持ちがあってやったんです。

──女性ヴォーカリストとINORANさんの楽曲の相性って、すごくいいですよ。

INORAN:そうですか? 元々女性ボーカルの曲を聴く比率がすごく多いので。持ってるCDの7割ぐらいは女性ボーカルなんですよ。だから当然自分が作る曲も自然に女性にフィットして聴こえるんだと思います。

──こういうコラボ活動も今後は増えそうですか?

INORAN:やっていきたいですね。この間も女性のleccaちゃんのアルバムにギターで参加させてもらったんですよ。

──女性にモテモテじゃないですか!(笑)

INORAN:こないだは男性とも仕事をやりましたよ。男にもモテます(一同爆笑)。香港のeverっていうバンドなんですけど。ま、いろいろやってますのでよろしくお願いします。

取材・文●東條祥恵

取材時にINORAN本人が身に付けていたアクセサリー(私物)の一部を公開♪
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