増田勇一の欧州日記(2)

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▲のどかな街に邪悪なポスター。僕的には、隣の地味なポスターに並んでいるバンド名たちのほうもすごく気になるんだけども。
▲クラブ・ステージの三番手を務めたのは、個人的にも注目/期待しているアメリカの新鋭、STEADLUR。終演後に話をしてみたところ、今回が初の欧州ツアーなのだそう。「日本の雑誌で僕らのことが紹介されているんだって? ファンがメールで写真を送ってくれたんだけど、現物が欲しくてたまらないんだ」と興奮気味に語っていた。
6月5日。時差ボケの影響か、午前5時過ぎに起床。朝早くからホテルの近辺を軽く探索してみるものの、これといった発見は皆無。しかしいつも思うことだけども、「ヨーロッパの街角の公演告知ポスター」というのは風情があっていい。今日も小鳥のさえずりが聞こえるのどかな街並みに、MARILYN MANSONのポスターを見つけた。この“雰囲気ぶち壊し”なところが僕は好きなのだ。

午後、<ROCK IM PARK>の会場へ。DIR EN GREYがトリを務めるクラブ・ステージの一番手はNERVECELLというバンドで開演は午後1時。この時間からゴリゴリのデス・メタルというのは少々しんどい。ステージの名称からはごく小さなライヴハウスめいたスペースが連想されがちだろうが、実際にはアリーナ規模。というか、その会場自体が実際にスポーツ・アリーナだったりするのだ。

ちなみに他2つのステージは屋外にあり、センター・ステージではLIMP BIZKITがヘッドライナーを務め、オルタナ・ステージにはクリス・コーネルやM.I.A.なども出演する。DIR EN GREYのステージが始まるのは、なんと午前1時20分。つまり野外の両ステージでのライヴがすべて終わってから、ということになる。

さて、それまでの約半日間、何をして過ごすべきか。まずはもちろん、ライヴを観ずにはいられない。DIR EN GREYのメンバーたちも、ときおり楽屋から抜け出して、いくつかのバンドのライヴを楽しんでいた。

と、いうわけで、今回はここまで。肝心のDIR EN GREYのライヴ自体に関しては、改めて、“日記ではない別原稿”にて。

増田勇一
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