辻詩音、初めて映画の主題歌を書き下ろし

ポスト
2009年10月に公開となる森田芳光監督作品『わたし出すわ』の主題歌に、辻詩音の新曲の起用が決定した。

◆辻詩音フォトアルバム

映画『わたし出すわ』は、『家族ゲーム』『間宮兄弟』『椿三十郎』などなど、話題作を世に送り続ける森田芳光監督の『(ハル)』以来13年ぶりの完全オリジナル作品。主演の小雪を始め、黒谷友香、井坂俊哉、山中崇、小澤征悦、小池栄子、仲村トオルという豪華キャストが集結している。その主題歌が、辻詩音の歌う「ほしいもの」に決定となった。

「ほしいもの」は、映画に感銘を受けた辻詩音が本作品のために特別に書き下ろした楽曲である。

「映画の主題歌を歌いたいというのをデビュー前からずっと言っていたので、夢がひとつ叶った!という感じでほんとに嬉しいです。曲を「書き下ろし」するというのは初めてでしたが、主人公の不器用さや人との繋がりを求めるところに共感したとき、一気にメロディーと言葉が溢れてきました。情報がたくさん溢れてる毎日だけど、本当に「ほしいもの」はすごくシンプルなも
のなんだ…と私自身が感じたことを歌にしています。私にとってすごく大好きな曲になりました☆ この映画にであえたことに感謝しています!ぜひ聴いてみてください。」──辻詩音

「提案を受けた数十アーティストの中で、彼女が持つ音色に存在感を感じ、辻さん自身が書いた歌詞が(主人公の)摩耶に似ているとも思いました。そして、映画のラッシュを観て、映画から発想して曲を書き下ろしてくれ、映画主題歌としていちばん良い出会いを得られました。「観客の皆さんがこうやって観てくれたらどんなに嬉しいだろう」と僕が思うように、まだ10代の彼女が映画から発想して曲を作ってくれて嬉しかった。大人の観客はもちろんまだ若い10代の方にも映画をこう感じてもらえたら監督としてどんなに幸せかと思い、辻詩音さんを抜擢しました。」──森田芳光監督

「この映画独特の世界観を最後にしっとりと仕上げるような素敵な曲だなと思いました。」──小雪

映画『わたし出すわ』
山吹摩耶が、突然故郷に帰ってきた。東京でどう稼いだのか、彼女は莫大な財を築いている。高校卒業以来何も変わっていないこの街で、久々に同級生たちと再会する摩耶。そこで彼女は、彼らの「夢」や「希望」の実現の為に、次々に「わたし、出すわ」と、大金を差し出すのだった。友人たちは、戸惑いながらも、その大金を受け取ってしまうのだが。誰もが考える「お金の使い方」を通して浮かび上がる人間性と人と人との関係性を描き出します。

出演:小雪、黒谷友香、井坂俊哉、山中崇、小澤征悦、小池栄子、仲村トオル 他
脚本・監督:森田芳光
製作総指揮:豊島雅郎
プロデューサー:竹内伸治、三沢和子
2009年日本/製作:アスミック・エース エンタテインメント /製作プロダクション:セントラル・アーツ
配給:アスミック・エース
2009年10月、恵比寿ガーデンシネマ、新宿バルト9他全国ロードショー
この記事をポスト

この記事の関連情報