歪んだ時代を生きる子供へ向けた高橋優「こどものうた」

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秋田県横手市出身、25歳の男性シンガーソングライター、高橋優。どちらかといえばフォーク世代を思わせるような、黒縁めがねにモッサイ髪型でフォークギターをかき鳴らす、まるで4畳半1間の弾き語り世代を思わせる風貌ではある。

しかし、その音楽には怒りや悲しみが充満し、一触即発のエネルギーがうずまく。音楽のジャンルこそ、かき鳴らし系フォークソングかもしれないが、その視線の行方は、かつてのミュージシャンが皆持っていたような社会への疑問、不条理への警告、正義への忠誠、それらをカオスとして身にまとうロック・アーティストのそれである。

札幌への大学進学と同時に弾き語りを開始、自主制作盤の手売りから始め、ジワジワと注目が集まる中、プロダクションに見出され、2008年に上京。タワーレコードの「NO MUSIC, NO LIFE.」、「風とロック」などで知られるクリエイティブ・ディレクター箭内道彦プロデュースにより、初の全国流通となるミニ・アルバム『僕らの平成ロックンロール』を作りあげた。その中から、「こどものうた」のPVをフルサイズで見ていただこう。目をそらさずに対峙いただきたい。


「こどものうた」はタワーレコード、音楽処で限定リリースされたシングルだ。親子で楽しめそうな親しみやすいタイトルとは裏腹に、今の“ぶっ壊れた”日本を真正面から切り込んでいく硬質なメッセージソングである。女子高生を盗撮、その光景を見てしまった教え子に、単位を引き換えに口止めする教師。泣きわめく子供を殴り、静かになったらパチンコに出かける母親。紡ぎだされるストーリーは悲痛な光景ばかり。だが、悲しいかな珍しくもない現実の数々。そんな歪んだ現代を生きる子供達へ、<「生まれてよかった」って笑える日まで>強く生きていけ、と声高にうたい上げる。画面の中央に浮かんでは消えるストレートな言葉は、画面から消えようと我々の心にへばりついてなかなか消えようとしない。

高橋優は、音楽プロデューサー集団<音制連>主催のマンスリー・ライヴ・イベント<LIVE MUSIC ism #003>への出演が決定している。出演へ向けて、本人から届いたコメント映像も紹介しておこう。

◆高橋優 LIVE MUSIC ismコメント

今回の<LIVE MUSIC ism #003>は、オフィス・オーガスタの千村良二がプロデュースを担当。他に、長澤知之、MASH、竹原ピストル、松本素生(GOING UNDER GROUND)が出演する。

<LIVE MUSIC ism MONTHLY LIVE #003>
2009年8月1日(土)@ SHIBUYA BOXX
OPEN 17:30 / START 18:00
長澤知之/高橋優/松本素生(from GOING UNDER GROUND)/MASH/竹原ピストル
◆チケット詳細&購入ページ
◆高橋優 オフィシャル・サイト
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