ヤマハから、アコースティックギターの新製品「LJ36KM HANA」(税込630,000円)と「LJ36KM」(税込504,000円)が登場する。両製品とも、2009年還暦を迎える南こうせつのデビュー40周年、および9月に開催されるイベント<サマーピクニックフォーエバー in つま恋>を記念したシグネチャーモデルで、こうせつ自らの手によるデザインを採用した美しいギター。型番の“KM”はもちろん“こうせつ・みなみ”のイニシャルだ。

技術面での最大の特徴は、同社独自の木材改質技術、A.R.E(アコースティック・レゾナンス・エンハンスメント)を施した表板が採用されていること。A.R.Eとは、湿度、温度、気圧を高精度に制御することにより、製材後長期間を経た木材と同等の経年変化を短期間で生み出す技術で、音の伝達と振動効率を上げ、中低域成分の伸びの促進、高音成分の立ち上がりと減衰の高速化を実現しているという。要は、ヴィンテージギターの枯れた味わいを、新品のときから手にすることができるというものだ。

シグネチャーモデルということで、南こうせつのトレードマークであり、これまで同氏の多数のギターにも使われてきた桜の花びらが、ヘッドや指板、ブリッジなどにちりばめられている。またサウンドホール内に貼られたラベルには、直筆サインも入れられている。上位機種のLJ36KM HANAではこれらに加え、南こうせつが自ら描いた絵をもとにしたザクロの花の蒔絵もあしらわれていて、高級感あふれる美しい仕上がりになっている。

LJ36KM HANAおよびLJ36KMは、ヤマハ高級アコースティックギターディーラーのL Islandプラチナ店で8月4日から、ヤマハギター特約店では11月1日から、12月31日までの限定で受注を開始、出荷は9月1日以降に予定されている。

8月3日に行なわれた発表会では、デビュー以来40年間ヤマハのアコースティックギターを愛用してきた南こうせつも登場してこのシグネチャーモデルを自ら紹介。実際はもっとコストがかかっているはずだが還暦に合わせて60万円という本体価格を提案したことや、幼いころから自宅にあったザクロが夏を思い起こさせるからこの絵を描いたことなどを明かし、これまでに使用してきたヤマハのアコースティックギターにまつわる思い出も披露。また、LJ36KM HANAを手にかぐや姫の「加茂の流れに」を弾き語り、“低音がすごくいいし高音とのバランスもいい。深い音がする”と感想を述べた。

またこの日は<サマーピクニックフォーエバー in つま恋>およびその直前に発売される南こうせつの新曲も紹介された。新曲の「二人のラプソディ」の歌詞は南こうせつと荒木とよひさのコラボレーションによるもので、人との永遠の別れがテーマ。南こうせつが1コーラスを弾き語り、歌詞に込めた想いを語ると、司会の女性が涙ぐんで声を詰まらせる場面もあった。カップリングの「風に吹かれて 再会編」は阿久悠氏の遺作となった歌詞を初作品化したもの。阿久悠の作品を南こうせつが歌うのは1970年の「酔いどれかぐや姫」以来39年ぶりとなる。

■LJ36KM HANA、LJ36KM 仕様
胴型:ミディアムジャンボ
弦長:650mm
表板:LJ36KM HANA=イングルマンスプルース単板(A.R.E.)、蒔絵入り LJ36KM=イングルマンスプルース単板(A.R.E.)
裏板:インドローズ単板
側板:インドローズ単板
棹:マホガニー&パドック5ピース
指板:エボニー
下駒:エボニー
上駒:下駒枕: 牛骨
糸巻:SG-301
弦:ヤマハカスタムライトゲージ
塗装:グロス仕上げ(胴全面高級ラッカー仕上げ)
その他:ヘッド、指板、ブリッジ(下駒)に桜の花びらの象嵌・内ラベルに南こうせつ氏直筆サイン、ハードケース付

「二人のラプソディ/風に吹かれて 再会篇」
CRCP-577 \1,200(tax in)
2009年9月2日発売

<サマーピクニックフォーエバー in つま恋>
9月20日(日)つま恋 多目的広場 @静岡県掛川市満水2000番地
ゲスト:伊勢正三、イルカ、坂崎幸之助、ムッシュかまやつ、森山良子 他
[問]サンデーフォークプロモーション静岡 054-284-9999
◆チケット購入ページ

◆ヤマハ・オフィシャルサイト
◆南こうせつオフィシャルサイト
◆南こうせつレーベルサイト