下川みくに、上海公演に1000人が「女神的光臨」

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東京、名古屋、大阪、香港、上海、北京、瀋陽をめぐる<Mikuni Shimokawa Live Tour 2009 ASIAN LOVERS>の展開している下川みくに。現在は、4ヶ国語による楽曲人気投票で作られたベストアルバム、『翼~Very Best of Mikuni Shimokawa~』が世界発売中だ。

◆「翼~memories of Maple Story~」PV映像

2008年末の台北公演から始まった下川みくにのアジアでの人気急上昇はとどまることを知らず、3度目となるアジアツアーでは、遂に北京での公演も実現。2009年8月7日、上海の中心地にある上海商城劇院での公演では、時折雨が降る中、公演前から当日券を求める多くの人々でごった返していた。

下川みくには、開演直前まで楽屋で中国語でのトークを入念にチェックしていた。

19時の開演時間、幾度かの中国語、日本語でのアナウンスの後ゆっくりと客電が落とされると、会場の席を埋め尽くした1000人観客から、一気に沸騰したような歓声が上がった。1曲目は2002年のシングル曲であり、海外での現在の下川人気のきっかけとなったアニメ『フルメタル・パニック!』のテーマである「tomorrow」。続いて、これまでにリリースされた2枚のアニソンカバーアルバムにも収録の「水の星へ愛を込めて」「残酷な天使のテーゼ」「思い出がいっぱい」などを披露。

途中、何度も中国語でのトークでオーディエンスのハートをわしづかみにする下川みくに。1000人のオーディエンスには日本人はほとんどおらず、ほぼ全てが上海のアニメファン。アニメ作品を通じて、日本の文化や言葉、音楽がこれほどまでに浸透していることが驚異的だ。

観客全員が頭から最後まで日本語で下川と一緒に歌っている。熱心にステージを見つめて手を伸ばしている多くの女性ファンの姿も印象的だった。

そしてライブは後半。「南風」ではホール全体が揺れるくらいの興奮に、下川みくには今まで見せたことがないような最高の微笑みを浮かべ、客席に向かっていった。アンコールでは、世界的人気で日本では250万IDを誇るオンラインRPGゲーム「メイプルストーリー」のイメージソングとして現在ゲームのオープニングで流れている「翼~memories of maple story」、そしてアジア全域では老若男女誰もが口ずさんでいる「老鼠愛大米」の日本語カバーである「ねずみは米がすき」などを披露。

国境や言葉、文化の壁を声を越えて一体となったホールには、いつまでも拍手がなりやまなかった。
◆下川みくにオフィシャルサイト
◆下川みくにオフィシャルブログ
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