リリー・フランキーのバンドが、2ちゃんねる生まれの映画主題歌を歌う

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2ちゃんねるで話題となった書き込みから生まれた映画『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』(11月下旬公開)。小池徹平が主演を務めるこの映画の主題歌を、リリー・フランキー率いるバンド、TOKYO MOOD PUNKSが担当することがわかった。

◆TOKYO MOOD PUNKSの画像

TOKYO MOOD PUNKSは、ヴォーカル&ギターのリリー・フランキーを中心に、富澤タク a.k.a 遅刻(グループ魂、Number the.)、笹沼位吉(SLY MONGOOSE)、松下敦(ZAZEN BOYS)、松田"chabe"岳二(CUBISMO GRAFICO)の5人で2006年に結成。イラストレーターや作家、絵本作家、フォトグラファーなど多彩な活動で知られるリリー・フランキーだが、映画の主題歌を歌うのは初めてのことだ。

小池徹平主演の映画『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』は、労働条件や人間関係に問題がある“ブラック会社”に就職してしまった元ニート青年が、限界ギリギリのところで毎日を生き抜いていく、最高に笑って泣いて、元気が出る“崖っぷちワーキング・エンタテインメント”。原作は2ちゃんねるの書き込みから生まれた実話で、新潮社が書籍化した作品としても話題になっている。2ちゃんねるのログで、もしくは書籍で目にしたという人も多いことだろう。

「台本読ませて頂きました。現代の歪曲した現実に対して、とても意味のあるストーリーだと思いました。この曲は、ちょうど今回のお話を頂いた頃、ほぼ同時に作っていた曲で、詩の内容も、自分が感じる今の社会・会社が、若者や弱者を抑圧していること、彼らがその現実をあきらめて受け入れようとしていることに憤りを感じ、書いたものです。奇遇にも映画のテーマと重なる部分が多く、勝手に御縁を感じてしまいました」── リリー・フランキー

その、気になる主題歌のタイトルは「ストロベリー」。10月28日から配信がスタートされ、11月11日にはCDとしてリリースされる予定。映画同様、この大不況下に頑張って働いている人たちに向けた、パワーみなぎる1曲となりそうだ。

映画『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』
11月下旬、シネクイントほか全国ロードショー
監督:佐藤祐市(『キサラギ』)
脚本:いずみ吉紘(『ROOKIES-卒業-』)
原作:黒井勇人『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』(新潮社刊)
出演:小池徹平 マイコ 池田鉄洋 田中圭 / 品川祐 / 中村靖日 千葉雅子 森本レオ / 田辺誠一

◆iTunes Store TOKYO MOOD PUNKS(※iTunesが開きます)
◆映画『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』オフィシャルサイト
◆TOKYO MOOD PUNKS オフィシャルサイト
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