喜多郎、アルバム&ワインを引っさげて来日公演

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喜多郎がワールド・ツアーの一環として、9月下旬に来日公演を行なう。これまでにイベント出演等での来日はあったが、本格的なコンサート・ツアーとしては、2001年のグラミー受賞以来となるものだ。

<Love & Peace Planet Music Tour>と題されたワールド・ツアーは2007年にスタートし、東南アジアやインド、ギリシャ等、8ヵ国で公演。久しぶりの日本公演には、“世界の喜多郎”らしくアメリカ/ハンガリー/マレーシアから集められた国際色豊かな熟練バンドやクルーも共に来日。自然写真家・牛山俊男の撮影した雄大な天文写真をスクリーンに映し出し、聴覚と視覚と共に楽しめるパフォーマンスを披露してくれる。日本公演の後、2009年末にはドバイ、2010年には中国、東南アジア、南米、北米、ヨーロッパと続く大規模なワールド・ツアーとなる。

ジャパンツアーに先立ち、9月2日には2年振りのアルバム『インプレッションズ』がリリースされた。これは北京五輪開幕式の演出も務めた映画監督チャン・イーモウの水上スペクタル舞台「印象西湖」のサウンドラック盤である。アルバムには喜多郎自らオーディションし「やさしさと力強さを併せ持つ理想的なボーカリスト」と称賛する中国の女性シンガー:ジェーン・チャンがゲストで参加しており、9月26日の東京公演にも出演する。

また、9月5日(土)には、恒例となったイベント<富士山讃歌>を富士山5合目駐車場で開催する。日没の18時から翌朝の日の出時刻まで、喜多郎と一般参加者が共に太鼓を叩き続け偉大なる大地と富士山に感謝を捧げるという奉納演奏会だ。地元のボランティアの協力の下、1996年以来、2009年で14回目を迎える大イベントで、<富士山讃歌>は喜多郎にとってもはやライフワークのひとつ。「年に1回、日没から夜明けまで叩き続ける。僕にとっての、大晦日でありお正月。これが終わって年が明けた気持ちになる」と喜太郎は語っている。

そんな喜多郎は、アルバム『インプレッションズ』発表と同時に、カリフォルニアの名門、私市友宏が主宰するマボロシ・ワイナリーとのコラボレーション・ワインも日米で発売したようだ。音楽を通じて自然の大切さを訴えてきた喜多郎と、無農薬に徹したワイン界の鬼才、私市友宏は、ジャンルこそ違えど、2人の目指す思想は一致したのだという。

私市友宏の栽培するピノノワール葡萄のやさしい味に惚れ込んだ喜多郎は、ワイナリーのバレル(樽)にも訪れ、自身のイメージを私市友宏に伝えた初のコラボレーション・ワインがここに誕生となった。ラベルにはアルバム『インプレッションズ』のジャケットが描かれ、全ボトルには自筆のサインが入っている。日本では10ケース(120本)のみしか輸入されないので、極めて希少なワインとなる。

<Love & Peace Planet Music Tour>
9月21日 (月・祝)
@愛知県勤労会館
17:00開場/17:30開演
ゲスト:栄ミナミ男性合唱団
◆チケット詳細&購入ページ
[問]サンデーフォークプロモーション 052-320-9100

9月26日(土)
@渋谷 Bunkamura オーチャードホール
17:00開場/17:30開演
ゲスト:ジェーン・チャン
◆チケット詳細&購入ページ
[問]キョードー東京 03-3498-9999

『インプレッションズ』
9月2日(水)発売
ASCM-6059 ¥3.200 HQCD仕様
1. The Inmost Feeling Ripples
2. Aria Di West Lake
3. Fish Dive In The Lake
4. The Moon On The Lake
5. Impressions Of The West Lake (ジェーン・チャン参加曲)
6. Zen
7. Lotus
8. Reflection Of The Moon
9. Romance
10. Spirit Of The West Lake

◆喜多郎オフィシャルサイト
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