映画『男と女』のピエール・バルーの娘・マイアがユニコーンをカヴァー

◆ヌーヴェル・ヴァーグの画像
ポスト・パンク / ニューウェイヴの名曲の数々をボサノヴァ・アレンジでカヴァーするというコンセプトで注目を集めるフランス生まれのプロジェクト、ヌーヴェル・ヴァーグ。マーク・コリンとオリバー・リボーというふたりのアーティストが中心となったこのプロジェクトの約3年ぶり3枚目の新作が『3』だ。この作品は、デペッシュ・モードのマーティン・ゴア、エコー・アンド・ザ・バニーメンのイアン・マッカロック、ゴーゴーズ(というかファン・ボーイ・スリー)のテリー・ホールといった、アルバムでカヴァーしている楽曲のオリジナル・アーティストたちが参加と、ある意味“本家公認”のカヴァーアルバム。そして、日本盤のボーナストラックとして収録されているのが、ピエール・バルーの娘、マイア・バルーの歌う、ユニコーンの名曲「すばらしい日々」なのだ。
ピエール・バルーと江戸っ子の母との間に東京で生を受け、パリで育ち、6才まで犬に育てられたという特異な経歴を持つマイア・バルー。幼い時から両親とともに世界中を旅し、舞台を遊び場にさまざまな音楽を肌で吸収。2009年の<FUJI ROCK FESTIVAL '09>にも出演するなど、彼女は現在、日本を拠点に精力的に活動している。もともとヌーヴェル・ヴァーグのマーク・コランと彼女は旧知の間柄だっただけに、今回のヌーヴェル・ヴァーグ作品の「日本のカヴァー曲のシンガー」としても、すぐに白羽の矢が立ったのである。
2009年の7月にたまたまパリにいくことになっていたマイアは、そのタイミングでヌーヴェル・ヴァーグのスタジオに寄り、ヴォーカルとフルート、そしてローズ・ピアノをレコーディング。これらをもとにヌーヴェル・ヴァーグの「すばらしい日々」が完成した。
ところでマイアは、幼少期をほとんど海外で過ごしたため、この名曲の存在をまったく知らないとのこと。はからずも、ヌーヴェル・ヴァーグの“原曲を全く知らない女性シンガーが歌う”というコンセプトにもピッタリ合致した展開となった。フランスにボサノヴァを広めた“ヌーヴェルヴァーグ映画”時代から活躍する俳優ピエール・バルーの娘が、ヌーヴェル・ヴァーグのプロジェクトに参加してボサノヴァ・カヴァーを歌うという不思議なめぐり合わせ。そしてこの新しい波(ニュー・ウェーブ=ヌーヴェル・ヴァーグ)は、日本の音楽シーンにも、今まさに到達している。
◆iTunes Store ヌーヴェル・ヴァーグ(※iTunesが開きます)
◆ヌーヴェル・ヴァーグの新作『3』のCD情報
◆Nouvelle Vague 日本オフィシャルサイト
◆マイア・バルー オフィシャルサイト
◆エッジが立った新洋楽レーベル「ヴァリカン・レコード」が誕生
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