稲垣潤一、期待の『男と女2』に森高、広瀬…と豪華シンガー集結

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2008年11月19日に発売となったカバーアルバム『男と女』は素晴らしかった。稲垣潤一が11人の女性シンガーを招き、名曲の数々をカバーするというものだが、男女のハーモニーに最大の重点を置き、徹底したアレンジが施された作品だった。

素晴らしいプロダクトは複数にわたるが、こと、お薦めしたいのが稲垣潤一&小柳ゆきによる「悲しみがとまらない」だ。同じバースでもハーモニー形態が次々と変化し、冗長なリフレインを徹底的に排除した、こだわりのアレンジが見て取れる。2人の歌唱力も特筆だが、この完成度は何度聴いても惚れ惚れするものだ。

◆稲垣潤一&小柳ゆき「悲しみがとまらない」(YouTube)

そんな作品の第2弾『男と女2』が10月28日にリリースとなる。今作もこだわりの作りこみと徹底したコーラスワークが楽しめる作品となっていることだろう。11曲11人の女性シンガーが共演となっているが、「クリスマスキャロルの頃には」では広瀬香美と稲垣潤一の初共演が実現している。冬の女王と冬の帝王の夢の2ショットだ。広瀬香美は今や冬のイメージから天然ヒウィッヒヒーなキャラになりつつある気もするけれど。

他、中村あゆみ、元ル・クプルの藤田恵美、沢田知可子、寺田恵子、岡本真夜、小林明子、遊佐未森、そして大橋純子、尾崎亜美と、強力な布陣となっている。そしてそんな中でも話題となっているのが森高千里だ。

◆稲垣潤一、期待の『男と女2』に森高、広瀬…と豪華シンガー集結 ~写真編~

稲垣潤一から森高千里へ参加のオファーをしたところ、『男と女』を森高千里が高く評価していたところから話はスムーズに進展、「雨」を稲垣潤一と森高千里でデュエットする作品が誕生した。日産自動車のTV-CMで森高の新曲が披露されたことこそあるものの、歌手活動休業中の森高千里が作品を発表するのは10年ぶりのこととなる。

「雨」は、ご存知1990年に発表された森高千里の代表曲。16歳差の異色デュエットによるセルフカバー作品となった。

『男と女2』
2009年10月28日発売
UICZ-4214(1枚組)¥3,000(税込)
UICZ-4215/6(カラオケ付き2枚組)¥3,500(税込)
1.雨 森高千里 編曲:清水信之 (森高千里:1990年)
2.悲しみは雪のように 中村あゆみ 編曲:佐藤準 (浜田省吾:1992年)
3.世界中の誰よりきっと 寺田恵子 編曲:佐藤準 (中山美穂&WANDS:1992年)
4.真夏の夜の夢 岡本真夜 編曲:大坪稔明 (松任谷由実:1993年)
5.夢の途中 沢田知可子 編曲:大坪稔明 (薬師丸ひろ子、来生たかお:共に1981年)
6.けんかをやめて 小林明子 編曲:清水信之 (河合奈保子:1982年、竹内まりや:1987年)
7.YES NO 藤田恵美 編曲:佐藤準 (オフコース:1980年)
8.FRIENDS 遊佐未森 編曲:大坪稔明 (レベッカ:1985年)
9.PRIDE 大橋純子 編曲:鳥山雄司 (今井美樹:1996年)
10.恋におちて-Fall in love- 尾崎亜美 編曲:佐藤準 (小林明子:1985年)
11.クリスマスキャロルの頃には 広瀬香美 編曲:鳥山雄司 (稲垣潤一:1992年)
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