DJ 19、遂にデビュー・アルバム『Phuturefunk』をリリース

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DJ 19が、満を持してデビュー・アルバム『Phuturefunk』をリリースする。

これまでにTRANCENTRAL STATION名義で1枚、AMBROZIA名義で3枚、VALID EVIDENCE名義で1枚オリジナル・アルバムを発表し、フロア向けに特化したDJ 19名義では、国内だけでも19枚のMIX CD、海外向けには4枚、計23枚をリリースしている。その他、コンパイルしたチルアウトCDや監修を手掛けた作品を加えると、もはや把握することが出来ない状況でもあり、一見、何故に今までDJ 19名義でオリジナル・アルバムが出ていなかったのか不思議なほどだ。

しかしそれは、この名義ではフロアに特化=DJユースであるということを前提に作品を作り続けてきたからにすぎない。DJとしては、クラブの臨場感を再現したMIX CDというフォーマットに則れば、オリジナル・アルバムを制作することと同等の意味合いを持つために、ハイペースでMIX CDをリリース出来る環境にあるDJ 19にとって、敢えてオリジナル・アルバムをパッケージする必然性がなかったのだ。

しかも、自身にとって課外活動であるAMBROZIAやVALID EVIDENCEで、遠回しにDJ 19のアナザー・サイドを覘かせながら、単にハウス・ミュージックに特化した人間ではないことを証明してきた歴史がある。

しかしながら、だからこそDJ 19の本質はどこにあるのか、という問いも出る。今回その答えが『Phuturefunk』であるとも言える。

DJ 19がデビュー時からジャンルを設定せず、自身のサウンドを“PHUTUREFUNK”と呼び続けているのは、そうした意味も込められている。時代により、それがトランスやプログレッシヴ・ハウスにカテゴライズされることはあっても、一貫して“PHUTUREFUNK”=“未来のファンク”を創造し続けているのである。ちなみに「Phuturefunk」というタイトルのトラックは、クリス・カウイー率いるイギリスの名門HOOK/BELLBOY傘下のPANTHERからリリースされた。今回、アルバムが発売されるにあたり、ロス・コーチのリミックスをCD初収録している。

古いところでは、元MAJI NA DAMU(DJ 19がプロデュースを手掛けた女性デュオで、ポール・ヴァン・ダイクのMIX CDにもピックアップされた)のTAによる「Ima」や、ラビット・イン・ザ・ムーンが自身のライヴ・パフォーマンスの際には必ず使用する「Diamond Dust」も収録している。ゲストとして参加しているのは、アメリカからはポール・ヴァン・ダイクのアルバムでコラボしたオースティン・リーズ、19BOXのメイン・アーティストでもあるトーマス・ペントン、トランス系で人気のマーカス・シュルツ、オランダからはC-JAY、イギリスからはカバラにダミアン・ヘックにシャイロー(SHILOH)などへの参加で知られるヴォーカリスト=ミシェル・シヴァーズ、そしてクラブ映画の金字塔『トレインスポッティング』のテーマを手掛けたPFプロジェクトの片割れであるムーサ・クラーク、スウェーデンからはSYSTEMなどからリリースがあるビョーン・フォーゲルバーグ、中国出身で日本では1997年にデビューしたアンビエント系のシンガー=サージュ、DJ 19とのコラボレーションも多数あるNHKの『陰陽師』などでお馴染みのH.GARDENなどなど、顔ぶれも実に多彩だ。

他にも、「Ima」と同系等の日本語トラック「3 A.M. Delightful」や、仙台放送を中心に10局ネットで放送されていた音楽番組『mashup! MUSIO』のテーマ曲である「Mash Up」など、80'sファンクな作品から、ディープ・ハウス、トランシーなものまで、またDJ 19の名前の由来となったポール・ハードキャッスルの「19」と並ぶヒット曲「Rainforest」のカヴァーなどなど、幅広い作品を収録している。
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