ミューズ、007テーマ・ソングに意欲的

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これまでのエピック・ロックにオーケストラを加えたことでさらにドラマチックで壮大なニュー・アルバム『The Resistance』を作り出したミューズが、毎回ドラマチックなトラックをフィーチャーする映画『007』シリーズのテーマ・ソングにやる気をみせている。

ドラムのドミニク・ハワードはBBCにこう話した。「間違いなく、僕らの音楽にはジェームズ・ボンドのヴァイヴにフィットするものがある。うまく行くと思うよ」「ここ何曲かいいのがあったね。でも、僕らはいいの作れると思うよ」

ボンドを想定して書いたわけではないだろうが、新作の中にもテーマ・ソングにピッタリのものがあるという。「“United States Of Eurasia”なんかいいと思うんだけど、もう遅いだろうね」

007シリーズの最新作『Quantum Of Solace』(2008年)はジャック・ホワイトとアリシア・キーズのデュエット「Another Way To Die」がテーマに。ジェームス・ボンドはイギリス人だが、意外なことにイギリスのミュージシャンがテーマ・ソングに選ばれたのは20年以上前、デュラン・デュランの『A View To A Kill』(1985年、同名テーマ・ソング)が最後だ。シリーズには現在22作あるが、ブリティッシュ・アーティストではジョン・バリー・オーケストラ(3作)、シャーリー・バッシー(3作)、トム・ジョーンズ、ポール・マッカートニー&ウィングス、ルル、シーナ・イーストン、デュラン・デュランが選ばれている。

ミューズの5枚目のスタジオ・アルバム『The Resistance』は、英国で今週月曜日(9月14日)にリリースされた(日本盤16日発売)。

Ako Suzuki, London
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