「涙が出そう…」結成20周年のthe pillows、初の武道館ライヴで1万人が祝福

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「涙が出そうになるくらい嬉しかった事なんてほとんど無かったけど、今日ここで君たちに出会えたことがそのひとつになりました。ありがとう!」── 山中さわお(Vo. / Gr.)

the pillowsが、バンド結成日である9月16日に結成20年目にして初の日本武道館公演を行なった。

◆the pillows ライヴ画像@2009.09.16 日本武道館

この記念すべき特別な日をともに迎えようと、10分で完売したプラチナチケットを手に集まった観客は実に10000人。開演前にはグッズ販売の列が武道館の敷地を越え、周辺の道路まで続くなど、ファンの盛り上がりと期待はすでに全開。

お気に入りの“ピロウズTシャツ”を着た彼らがその登場を待ちわびる中、オープニング・ナンバーの「Thank you my twilight」で<20th Anniversary LATE BLOOMER SERIES 06 LOSTMAN GO TO BUDOUKAN>はついにスタートした。ヒット中の最新シングル「雨上がりに見た幻」はもちろん、“19890916”の結成日から、“20090916”の武道館ライヴ(かつ20周年)当日までカウントする映像が印象的だった「1989」、大合唱が沸き起こった「Funny Bunny」、さらに「No Surrender」「ぼくは かけら」「ストレンジカメレオン」「ONE LIFE」「この世の果てまで」など、新旧を織り交ぜた代表曲が続き、会場は大歓声の連続。今回の公演は、通常のライヴよりも1曲1曲を丁寧かつ大切に披露するのを意識したかのような曲の流れとなっており、見事ライヴに参加できたファンは、この曲構成からも、本公演の意味とファンに向けたメンバーからの想いを改めて感じたはずだ。

結局、終演を告げるBGMが流れようとも鳴り止まぬアンコールに応えてのトリプルアンコールまで飛び出したthe pillowsの“誕生日”には、約2時間半、全28曲が披露。彼らの足跡という記録が生んだ、記憶に残る一夜となった。

「長い間、音楽業界の端っこで流行もしない音楽を鳴らしていました。今日、武道館のステージに立って、何かを、何かを成し遂げたんだったら…もし、もしそうなら…俺は嬉しいぞ!」── the pillows

最新シングル「雨上がりに見た幻」がオリコンウィークリーランキングで7位(自己最高位)を獲得するなど、結成20年を経た今もなお自らを越え続け、その存在にMr.ChildrenやGLAY、チャットモンチー、ストレイテナーら多くのバンド・アーティストから惜しげもないリスペクトが寄せられるthe pillows。メモリアルイヤーで例年以上にアグレッシブな活躍が目立つ彼らが、10月14日にはニューアルバム『OOPARTS』をリリース。こちらにもさらなる注目が集まる。

◆iTunes Store the pillows(※iTunesが開きます)
◆the pillowsコメント動画
◆the pillowsオフィシャルサイト
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