11000人が熱狂、AAAが横浜アリーナでデビュー4周年ライヴ

2009.9.22 20:21

AAAのデビュー4周年を記念ライヴ＜AAA 4th Anniversary LIVE＞が、横浜アリーナで行なわれ、10代20代を中心とするAAAファン11000人が熱狂した。

◆＜AAA 4th Anniversary LIVE＞画像＠2009.09.22 横浜アリーナ

デビュー年の2006年から過去3年にわたって武道館で行なわれていたAAAの記念公演。2009年は会場を横浜アリーナに変更し、最上段まで埋まったファンを前に約3時間にわたるライヴを繰り広げた。

4周年ライヴでは、横浜アリーナ初という5面ステージを制作。会場を縦横無尽に動けるように組まれたステージの上に、近未来的なシルバーのスーツに身を包んだ7人がまず登場する。胸元をがっつりと開けて、中に着たブラックのビキニトップをチラ見せする宇野ちゃん（宇野実彩子）のセクシーな出で立ちもさることながら、激しいビートの「Body Talker」からライヴはスタート。さらに2曲目の「VIRGIN F」では、1200枚の紙飛行機が会場に舞い散るという演出も。ちなみにこのライヴロゴがプリントされた紙飛行機は「ミラクルウィング」という素材でできたもので、会場をゆっくりと滑降。なお、この紙にフルカラーでプリントした紙飛行機を飛ばすということ自体も初めてだそうだ。

MCでは、「どうもどうもどうもどうもこんばんはー！」と、にっしー（西島隆弘）が語りはじめると、「今日は1番の元気で盛り上がってくれないと怒るからねっ!!」の宇野ちゃんはツンデレモード全開。リーダー（浦田直也）は「最後まで盛り上がる元気はあるか！負けないからね！」と、メンバー、オーディエンス、会場全体で一緒に盛り上がることを呼びかけた。

ライヴでは、4周年記念ということもあり、10月21日にリリースされる22枚目のシングル「Hide Away」はもちろん、「BLOOD on FIRE」「DRAGON FIRE」「Getチュー！」といったこれまでのライヴの定番曲やシングル曲などを立て続けに披露。「One Night Animal」では、5面のステージをメンバーがところ狭しと駆け抜け、会場はさながらクラブのような盛り上がり。宇野ちゃんもショート丈のトップスとパンツというスタイルで、見事に鍛え上げられた腹筋を見せつけた。

にっしーが日本有数のパフォーマンスチーム“パワーボム”のメンバーの上に、あり得ない角度で立って歌うシーンからスタートのが「MIRAGE」。この曲と次に披露された「ハレルヤ」では、フラッグを使ったり、メンバーが宙を舞うアクロバチックなパフォーマンスなど、普段のAAA以上の激しいステージアクションでオーディエンスを驚かせた。

ファンの中には天井の巨大モニターに映るメンバーの姿を見ながら、手元のリングに目がいった人も多いことだろう。ライヴ中にメンバーの指で輝いていたリングは、「AAA 4th Anniversary RING」。このリングは、会場でシングル「Hide-away」の“横浜アリーナ記念盤”を予約するともらえるものだ。

後半のMCでは大型連休に触れ、「今、シルバーウィークまっただ中ですよ。なんですかシルバーウィークって！」「5連休でGWと変わらないなら、“GWパート2”でいいじゃん。」「そんな連休中にも関わらず、AAAを見に来てくれてありがとうございます！」と、オーディエンスに感謝の気持ちを表すメンバー。さらに話は、この記念すべきライヴの前夜はメンバーみんな何をしていたのか？という流れに。初めて外国人の友人ができてファミレスで英語で必死にしゃべっていたという與真司郎や、全国から親戚が集まったので飲んだくれていたという浦田、日高光啓とスタッフと晩御飯を食べた後、家に戻ってリハーサルの映像を見ているうちに興奮してしまいまったく眠れなかったという末吉秀太、23時半には寝たものの、朝4時に一度起きて、「ニンテンドーDSi」で「テトリス」していたという宇野ちゃんまで（ちなみにこの時の衣装は、トップスはシースルーのシャツにスリットが大胆に入ったロングスカート）、メンバー思い思いに4周年ライヴを迎えたようだ。

ライヴ後半戦では、10月リリースの新曲「Hide-away」をついにファンの前で初披露。さらに「BLOOD on FIRE」、伊藤千晃がさらわれてしまいそうになる「DRAGON FIRE」、そして本編ラストの「Getチュー！」まで、アッパーな楽曲でAAAの5年目への勢いを見せつけた。

また、ライヴにはAAAのほか西風雲も登場し、「Break your name」を披露。またアンコールでは「ハリケーン・リリ、ボストン・マリ」などの楽曲で、最後の最後まで沸きに沸いたステージを展開した。