ヨーロッパ、「Final Countdown」誕生秘話を語る

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ヨーロッパのフロントマン、ジョーイ・テンペストが、1986年に世界中で大ヒットした彼らの代表曲「Final Countdown」の誕生秘話について語った。

あの壮大なメロディーは、友人から借りたキーボードから生まれたという。ジョーイ・テンペストはBBCにこう話している。「カレッジにいるときで、キーボードがロック・ミュージックに出始めたころだったんだ。いいアイディアだと思って、学校で唯一キーボード持ってる奴から借りたんだよ。家に戻って試してたら、あのリフが浮かんできた。ものすごく特別だって思ったよ」

しかし、すぐに日の目をみることはなかった。テンペストはこう続けている。「3rdアルバムまで何年もしまい込んでたんだ。そのころには、ヴァン・ヘイレンの“Jump”みたいに、キーボードで実験するバンドが出てきた。だから、3rdを作るとき、メンバーにあのデモを渡して、これでなんかいいものができるんじゃないかって言ったんだ」

「ギターとキーボードを組み合わせたかったんだ」「11だったか12台のシンセサーザーをつなげて、あのサウンドを作ったんだよ」

曲が世界中で大ヒットした当時は、「クレイジーな時期だった」という。「プライベート・ジェットにヘリコプター、ボディー・ガード、豪華なホテル、なにもかもあった。いい旅だったよ。でも、俺らは地に足をつけて、音楽、もっといい曲を書こうってことに専念するようにしていた。それが多分、俺らがいまでもここにいる理由だと思う」

ヨーロッパは8枚目のスタジオ・アルバムとなる『Last Look At Eden』をリリース(日本盤10月21日発売)。自国スウェーデンのチャートの1位に輝いた。

バンドは11月からUK/ヨーロッパのクラブでプレイした後、2010年1月に本格的なツアーをスタートさせる。

Ako Suzuki, London
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