ポール・マッカートニー、10歳のときに書いた作文が発見

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ポール・マッカートニーが10歳のときエリザベス女王の戴冠式について書いた手書きの作文がリバプールの図書館で発見された。マッカートニー少年は英女王を“可愛らしい若い女王”と評している。

作文は、ポール・マッカートニーについてリサーチしていたケビン・ローチ氏により発見された。“戴冠式イベント”と題された書物の中にあったそうだ。戴冠式が行なわれたのは1953年。50年以上もリバプール・セントラル図書館の記録室に眠っていたことになる。ポール・マッカートニーはこの作文で、市が開催したコンテストで入選したといわれている。

ローチ氏は、ポール・マッカートニーが10歳のときに考えていたことがわかる貴重な資料と評価すると同時に、その筆跡にも感服している。彼は『The Times』紙にこう話した。「彼の筆跡は水準が高い。10歳というより、14か15の少年が書いたもののようだ」

ポール・マッカートニーは作文の中で、エリザベス女王の即位をめぐるハッピーな雰囲気と、激しい争いの後王位を戴冠したウィリアム1世(1066年)とを比較。「現在の王室は力ではなく愛情で統治している」と記しているそうだ。

ローチ氏によると、マッカートニー少年はこの作文で得た賞品(図書券)でアートの本を購入したらしい。

Ako Suzuki, London
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