時代はエレクトロ・バンドへ?The SAMOSが久々アルバムリリース

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J-POPというカテゴリーの中で、その音楽的個性を色濃く打ち出すことにより広く市民権を得るまでに浸透したエレクトロ。そんなエレクトロは、日本の音楽シーンの中でさらに発展・進化を続けている。中でも、ロックやブレイクビーツといった要素の比率を高めることでジャンルの垣根を越え、リスナーから着実な支持を獲得しているのが、80kidzやDEXPISTOLSといった国産のエレクトロ・ユニット勢。そしてそんなロック寄りのエレクトロの裾野を一気に拡大させそうなバンドが久しぶりの新作をドロップする。

4ピースエレクトロ・バンドのThe SAMOS(ザ・セイモス)は、一般にありがちなバンド形態からの進化形(時に“ギターをラップトップに持ち替えた”と表現される形)でのエレクトロユニットではなく、DJクラブシーンから誕生したバンド。純国産なエレクトロを基調に、ロックとダンスミュージックを融合し、その存在は、すでにクラブ周りでは広く知れ渡っている。特にピークタイムのフロアでライヴパフォーマンスを目や耳にしたことのあるという人の中には、そのアグレッシブで大胆な音を一発で気に入った人もいることだろう。

そんな彼らが、2007年8月リリースの1stフルアルバム『KAFKA HIGH』から数えて約2年ぶりにリリースするのが、2ndアルバムの『INVOICE』だ(10月28日リリース)。このアルバムには、もはやシーンのキラーアンセムとなっており、シングルとしてもすでに配信中の「BACK TO BACK」(ただし本作品での表記は「B2B」)はもちろん、グランジロックサウンドとの融合を試みた「I'm Leaving」や、シューゲイザーやエモ系のサウンドを意識した「Now or Never」といった、音楽的に濃厚な楽曲を全12曲収録。さらに初回盤限定で、ノンストップミックスやレアなリミックスを収録した特典ディスクが付属する。

また、アルバムリリースに先立ち、iTunesでは、10月7日よりThe SAMOSの真骨頂ノンストップライヴ音源を収録したデジタルシングル「The SAMOS Live Mix」が配信される。The SAMOSのライヴをバーチャル体験するには最適な音源といえる。

ただ、The SAMOSの魅力に存分に触れたいならば、バーチャルではなく、リアルなライヴに足を運ぶべきであろう。JSDのソングライティングと声、躍動するMarkのエレクトリックドラム、Raymondの魅惑のダンスとメロディー、Newdealのスキル抜群のミックス。クラブシーンで活躍する彼らのDJスタイルに縛られないバンドパフォーマンス、そして音には、プロディジーやザ・ケミスツにも通じるような、TOKYO MADEなエレクトロバンドとしての可能性を感じずにはいられない。



◆MG3 Player
◆The SAMOS 公式MySpace
◆iTunes Store The SAMOS(※iTunesが開きます)
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