AKAIからグースネックマイク&ボコーダー搭載のコンパクトなVAシンセ「MINIAK」

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AKAI professionalは、ALESISシンセサイザーチームとの共同開発によるバーチャルアナログシンセサイザー「MINIAK」を発売する。グースネックマイク搭載ボコーダー、パターンシーケンサー、アルペジエーターをコンパクトなボディに凝縮、50,000円前後という価格も魅力的な1台だ。

MINIAKはフル37鍵搭載のコンパクトなバーチャルアナログ(VA)シンセサイザー。

ALESISシンセサイザーチームと共同で開発したバーチャル・アナログ・シンセ・エンジンを搭載。フレーズ・シーケンサー、ステップ・シーケンサー、リズム・シーケンサー、アルペジエーター、40バンド・ボコーダー(グースネック・マイク付属)、ステレオエフェクトなど、コンパクトなボディからは想像できないような多くの機能を備えている。

音源部は最大8ボイス、各ボイスごとに3オシレーター、8パートのマルチティンバーとしての動作も可能だ。

ビギナーにうれしいのが600以上のプリセット搭載。音作りがしたい向きには、2つのマルチモード・フィルター、3つのエンベロープ・ジェネレータ、2つのLFO、そしてリバーブ、ディレイ、フランジャ、コンプなどのエフェクトが強力な味方になってくれる。オシレータは、サイン波、三角波、のこぎり波、パルス波を用意、連続的可変的に発振可能だ。

外部入力端子(標準TRSフォーン)の存在も特徴の1つ。他のシンセやミキサー、ギターなどを接続し、それらの音をMINIAKのオシレータとミックスすることができ、それらはまとめてMINIAKのフィルタとエフェクトに送られる。こうした内部オシレータだけでは表現できない特別なサウンドが、ボコーダをはじめ、外部入力音と共に使用できるプログラムとしてプリセットされているのだ。

操作子の充実もうれしい限り。ピッチベンド+アサイン可能なモジュレーションホイール×2、パラメーターノブ×3を装備。オクターブアップ/ダウンテンポ検出用のタップボタンなども独立して備える。また、アサイナブルエクスプレッションペダル、サスティンペダル用の端子、そしてMIDI端子も用意される。

鍵盤はベロシティ対応シンセ・アクションの37鍵、ベロシティカーブの設定も可能だ。入出力は24bit、バランス対応(標準TRSフォーン)となっている。ヘッドフォン端子も標準フォーンタイプだ。外形寸法は、W 580×D 276×H 82mm、重量は5.4kg。別売りオプションとして、専用ソフトケース(5,250円)も用意される。

MINIAKの発売開始は11月中旬の予定だが、一足先に11月5日よりパシフィコ横浜で開催される「2009楽器フェア」での展示が予定されている。早く触ってみたいという人は、横浜に集合だ。

◆2009楽器フェア

◆MINIAK
価格:オープン(市場予想価格50,000円前後)
発売開始:11月中旬予定

MINIAK 製品詳細ページ
AKAI professional

◆BARKS 楽器チャンネル
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