ダイナミックな演出と役者の迫力、麗しい姫君にも注目の舞台『ソウガ』

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全労済ホール / スペース・ゼロにて、演出:きだつよし、作:羽仁修の舞台『ソウガ』が始まっている。

舞台『ソウガ』は、『電磁戦隊メガレンジャー』でメガブルー / 並樹瞬を演じた松風雅也と『仮面ライダーディケイド』にて小野寺ユウスケ / 仮面ライダークウガ役の村井良大を中心に、東方神起の「Lovin'you」のミュージックビデオで切ない恋人を演じた北村栄基やMAY'S「I LOVE YOUが言えなくて」に登場した小野健斗、さらに先日、FLIP-FLAPのあいこと入籍を発表した吉岡毅志や、キャナァーリ倶楽部のまっちゃんといった個性溢れる出演者たちが繰り広げる戦国アクション活劇だ。

“最強の盾”と呼ばれる軍師・ツムギと“最強の矛”と呼ばれる武将・オウカを有する椎名家。そしてそんな椎名家に迫る“魔王”ゲンシュウ軍の勢力。平和的解決を図るために降伏を選択したはずの椎名家だったが、城の明け渡し当日にゲンシュウの大軍が攻め込んでくる。そしてバラバラになったふたりは、お互いの正義と思いを胸に、敵同士となって刃を交わらせることになる。

舞台は趣向が凝らされ、公演期間の前半は椎名家の視点から見た<亡国の爪牙篇>が、そして現在(後半)はゲンシュウ軍の視点から見た<相剋の双牙篇>が上演されている。もちろん両方の物語を見れば、この『ソウガ』という舞台がよりわかるが、どちらかを見るだけでも楽しめる内容となっている。

舞台は、迫真の殺陣をはじめとしたアクションを中心に、コミカルなキャラクターにテレビ的な演出も散りばめられ、テンポよく物語が進む。特にツムギとオウカというふたりの天才の運命と、ゲンシュウの圧倒的な存在感には引き込まれてしまう。一方で、まっちゃん演じる椎名家の姫君ユズハ / シズクの凛とした立ち居振る舞いは、まるで戦場に咲いた一輪の百合のような美しさだ。

立場は違えどもひとつの思いを秘めて、乱世を生き抜く物語。手に汗握る展開の中で、幾度となく感動を覚えるだろう。

テレビとは異なり、まるで物語の中に自分自身も存在しているかのような、場面の空気感がダイレクトに伝わる舞台『ソウガ』。一度足を運んでみてはいかがだろうか。公演は10月18日まで。

【TWIN-BEATプロデュース『ソウガ』】
日程:2009年10月10日(土)~18日(日)
劇場:全労済ホール/スペース・ゼロ
演出:きだつよし
脚本:羽仁修
音楽:宮路一昭
出演:松風雅也 村井良大 北村栄基 小野健斗 郷本直也 石倉良笙 前田晃男 吉岡毅志 高木俊 鵜飼真帆 まっちゃん 中内啓行 黒田龍矢 ウネバサミ一輝 ハ・ヨンジュン 六本木康弘 縄田雄哉 花川仁教 菅原健志 きだつよし 笠原紳司
※出演者は全員、全公演に出演致します。

チケット料金:5,000円(全席指定・税込み)
※当日券の販売は、開演の1時間前から

◆舞台「ソウガ」公式ブログ
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