エディターズ「新作は真新しいチャプター」

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新作『In This Light And On This Evening』が今週、UKアルバム・チャートの1位に輝いたエディターズ。3枚目のスタジオ・アルバムとなる同作は「エディターズにとって真新しいチャプターになる」という。

フロントマンのトム・スミスは、こう話している。「今回のポイントは、よりエレクトロなアルバムを作ることじゃなかった。今までにない音楽性を実現することだった。サウンドを新しい方向に移行することは、俺たちにとって至極自然なことだったし、今までのアルバムとは違うアルバムが出来上がるように、今まで使わなかった楽器で曲作りしたり、違う方法でレコーディングした」「個人的な意見だが、偉大なバンドはその音楽キャリアの進化の過程で必ずリスクを冒す。このアルバムが一部のエディターズ・ファンの間で賛否両論が巻き起こるのはむしろいいことだ」

レコーディングは、U2やナイン・インチ・ネイルズ、スマッシング・パンプキンズなどの作品を手がけたFloodをプロデューサーに迎え、出来る限りライヴに近い演奏をテープに録音したという。「Floodはこのアルバムにとって欠かすことが出来ない存在だった。彼は生の演奏感をスタジオに持ち込むのに大きな一役を買ってくれた」「俺たちにとって、とても自由なアプローチで、個人的には今までにない方法でヴォーカルをとる自信を与えてくれた」

アルバムは「神の存在の否定」「失恋」「暴力」など暗い内容になっているが、スミスは「暗さの中にこそリアルな人生がある」と考えている。「こんなアルバムを作るんだから、俺たち4人はよっぽど救いようがない、こんな歌詞を書く俺にはよっぽど問題があると思うだろ? でも、それは間違っている。暗さっていうのは興味深く、刺激的で面白おかしいものなんだ。暗さの中にリアルな人生がある。実際の人生って暗いものなんだ。アルバムがこんな感じだと、希望と愛の片鱗が通常の10倍光り輝く」

初登場でUKチャートのNo.1に輝いたエディターズの3rdアルバム『In This Light And On This Evening』はボーナス・トラック収録の日本盤が11月4日発売。現在UKツアー中の彼らは、2010年3月に更なる大規模なツアーを行なうことを発表した。

Ako Suzuki, London
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