NHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』で、久石譲とサラ・ブライトマンがコラボ

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日本のテレビ史上これまでにないスケールを目指しNHKが総力を挙げて取り組んでいるスペシャルドラマ『坂の上の雲』。11月29日(日)からスタートするこのドラマは各回90分、全13話を3年にわたって放送する一大プロジェクトだ。

そのメインテーマは久石譲がつくり、それを歌うのはなんとサラ・ブライトマンに決定したという。国境を越えた大型コラボレーションだ。

10月21日、NHKで開かれた記者会見において、久石氏は今回の夢の共演について次のように語った。

「大型ドラマというと通常はオーケストラ作品。でも今回ちょっと違うものをやりたかった。そこでヴォーカルを入れようと。大きなドラマに対して誰が一番合うのか。国際的世界的スケール、そして日本が明治と変わっていく、それをアピールできる歌手を探していてサラ・ブライトマンさんになりました。」

実際にサラが歌ったメインテーマを聴いての感想については「声が若々しく、こちらが思っていたスケール感が出ていたので、個人的に満足しています」と笑顔を見せた。

また、サントラCDの1曲目に収録されるメインテーマの日本語歌詞ヴァージョンも注目。歌詞を手掛けたのは「おくりびと」の脚本でお馴染みの小山薫堂で、サラ・ブライトマンが全編日本語歌詞の曲を歌っているのだ。もちろん初のこと。久石譲は「デモを擦り切れるほど聴いたらしく、僕の娘が歌ったデモのちょっとした言い回しまでそっくり。本当によくやっていただいた」とその出来に大満足の様子。

2008年「崖の上のポニョ」で日本中を虜にした久石メロディが、現代の日本に「凛として立つ」という思いをこめて「Stand Alone」と名づけられた作品で、また日本人の心を打つことになる。しかも世界的ディーヴァ、サラ・ブライトマンの美しい歌声で。

NHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』
司馬遼太郎の長編小説『坂の上の雲』を原作とする大型企画ドラマ。司馬作品の中でも大きな支持を得る作品のひとつだが、映像化されるのは史上初。日本のテレビ史上でこれまでにないスケールを目指し、NHKが総力を挙げて取り組む。
出演:本木雅弘/阿部寛/香川照之/菅野美穂
2009年第1部 全5回放送
●総合テレビ第1回放送日:11月29日(日)
毎週(日)午後8時00分~9時30分
(再放送 毎週(土)午後1時05分~2時35分)
●デジタル衛星ハイビジョン毎週(日)午後5時30分~7時00分
●衛星第2毎週(日)午後10時00分~11時30分

◆NHKウェブサイト

『坂の上の雲』オリジナル・サウンドトラック
2009年11月18日発売
TOCT-26910 2,800円(税込)
音楽:久石 譲
指揮:外山雄三
演奏:NHK交響楽団
サラ・ブライトマンが歌うメインテーマ「Stand Alone」収録
◆EMI特設サイト
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