菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール、誰も聞いたことのないハイブリッド・ダンス・ミュージック

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菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールの最新作『New York Hell Sonic Ballet』が、いよいよ10月28日にリリースとなる。

ストリングス、ハープ、バンドネオンに、ピアノ、ベース、パーカッション×2人に菊地のサックスという特異な編成で、シアター・ミュージック等をレパートリーとし、エキゾチックなサウンドを聴かせてきた菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールは、今作でクラブのダンスフロアにオペラやバレエというクラシックを持ち込み、今まで誰も聴いたことのなかったハイブリッドなダンスミュージックアルバムを作り上げている。

『New York Hell Sonic Ballet』では、2009年相次いで急逝したマイケル・ジャクソン、ピナ・バウシュ、そしてピナ・バウシュも影響を受けたというポスト・モダン・ダンスを新境地に導いた振付家のマース・カニングハムに捧げるという菊地のメッセージが込められている。MASSACRE「Killing Time」、NO NEW YORK等、80年代初頭以降のニューヨーク・イコンをアルバムの随所に散りばめ、ミニマル(現代音楽)やモントゥーノ(ラテン)、パンクロックに、ゲストにソプラノ歌手の林正子を起用したオペラのアリアを絡ませ、クラブミュージックマナーとクラシックマナーの見事な融合を実現。まさしく、菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールならではの作品像が形作られているようだ。

一転、自身のヴォーカルトラック「時さえ忘れて」(Lorenz Hart & Richard Rodgers)、「暗くなるまで待って」(セルフカバー)ではムード歌謡を知り尽くした菊地による甘やかなラブ・ソングをも聴かせてくれる。

菊地成孔の超先鋭的なコラージュ感覚がもたらしたペペ史上最高に踊れるアルバムを引っさげ、11月には初の地方公演、そして12月には恒例の渋谷オーチャードホール公演が行なわれる。

『New York Hell Sonic Ballet』
2009年10月28日発売
EWCD 0167 ¥2,500(税込)

<菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール・コンサート>
2009年11月16日(月)
@Blue Note 名古屋
[問]名古屋ブルーノート Tel:052-961-6311

2009年11月17日(火)
@京都・KBS ホール
[問]京都音協 Tel:075-211-0261 (10:00~18:30/日・祝休み)

<菊地成孔コンサート2009>
2009年12月4(金)、5日(土)
@東京渋谷・Bunkamuraオーチャードホール
[問]Bunkamura Tel:03-3477-3244(10:00~19:00)
◆チケット詳細&購入ページ

◆菊地成孔オフィシャルサイト
◆菊地成孔マイスペース
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