[クロスビート編集部員リレー・コラム] 杉山編「デルフィック、他」

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実は“肌寒くなるとダンス・ミュージックが聴きたくなる”傾向があって、学生時代は携帯プレイヤーでアンダーワールドの「Be-aucoup Fish」を聴きながら通学していた。2009年のお気に入りといえば、このデルフィックだ。

10月21日に8曲入りのEP「カウンターポイント」を発表した彼ら。その音楽性はエレクトロというより“テクノ+ギター・ロック”といった感じで、喩えるなら“知性派のブロック・パーティー”。本作には代表曲「カウンターポイント」や、クラクソンズの「ゴールデン・スキャンズ」に通じる「ディス・モーメインタリィ」も収録。どちらも曲のよさが光る好トラックだと思う。

そしてマーキュリー賞にノミネートされた余波で、最近デビュー作のデジタル配信音源に追加されたフレンドリー・ファイアーズの新曲「Kiss Of Life」も、大胆にサンバのリズムを導入してビートを進化させながら、同時にスマートなメロディが映える1曲。2バンドとも、ロマンティックな要素を忘れないのが最高にいい。

同様の意味で、音楽性はかなり違うもののノア・アンド・ザ・ホエールの新作『The First Days Of Spring』も凄かった。チャーリー・フィンク(Vo/G)がローラ・マーリングとの破局を経験して書いた曲は、ローファイ感溢れる前作からは見違えるほどの深みを獲得。これはアガリます。

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