清木場俊介、初心にかえった東京公演 「今日は心から笑えてる」

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9月30日にリリースした最新アルバム『FLYING JET』を引っ提げ、現在、過去最多の全国ツアー<FLYING JET TOUR 2009~2010>を行なっている清木場俊介が、10月24日、25日にJCBホールにて東京公演を行なった。

◆清木場俊介、JCBホール初日ライヴ写真

東京公演初日となった24日、外はあいにくの雨だったが、会場前には入場待ちのファンが長い列を作っていた。開演時間が近くなると、会場のどこからともなく“清木場コール”が発生し、会場全体が清木場コールに揺れる。オーディエンスの声が大音量になったところで客電が落ち、清木場コールが大歓声に変わった。

ステージ背景の中央が割れ、後光をさしながら登場した清木場は、「Rockin' the Door」でライヴをスタート。まさに今、飛び立とうとするジェット機さながらの颯爽としたパフォーマンスで、オーディエンスを圧倒していく。赤いマイクスタンドを抱えながら熱唱し、腕を回してオーディエンスを煽りまくる清木場は、早くも2曲目で着ていたジャケットを脱ぎ捨てた。

「今日は最高のライヴになると思うんで、みなさん最後まで盛り上がって帰ってください!」と、ご機嫌な様子の清木場は、自身もアコースティックギターやハーモニカで演奏に参加。バラードでは吐息がかった甘く切ない歌声をエモーショナルに響かせ、ロックチューンで畳み掛けたライヴ後半は、アグレッシヴなパフォーマンスでオーディエンス共々大いに盛り上った。

『FLYING JET』というアルバムのツアーだけに(?)、MCでは前日、飛行機で東京に戻ってくるときのおもしろエピソードを披露。飛行機で自分の目の前に座った客室乗務員のスカートがあまりにも短かったため、見ていると疑われないように奮闘した話で会場の笑いを誘う。リラックスした様子で話す清木場に、会場もすごくいい雰囲気となり、「今日は、何も考えないくらい楽しいライヴになりました。俺は、自分が納得できないライヴでは、みんなに笑顔は見せられない野郎なんです。でも今日は、心から笑えてます。ありがとうございます!」と、ファンに感謝の気持ちを伝えた。

清木場コールの中、突如スタートしたアンコールでは、“唄い屋”と書かれた幕をバックに、「JET」「人間じゃろうが!」などを熱唱。「今日は本当にね、ソロになった頃の「くそー! 絶対に負けないんだ!」っていう俺に会いました。久しぶりに暴れましたね」と、改めて唄い屋としての自分を噛み締めながら、最後は会場一体となって「3、2、1、ロック最高!」と叫び、ライヴを締めくくった。

清木場俊介のこのフライト(ツアー)は、2010年1月31日の日本武道館公演まで続く。

◆清木場俊介オフィシャルサイト
◆清木場俊介 スピードスターレコーズ公式サイト
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