デイヴ・グロール、カート・コバーンの早い死を覚悟していた

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デイヴ・グロールは、ニルヴァーナ時代のバンド・メイト、カート・コバーンが長生きしないのをどこかで予期、覚悟していたという。

デイヴ・グロールはBBCラジオ1でこう話した。「ああ、彼らは100歳まで生きることはないんだろうなってわかっちまう人たちに出会うことがある。いろんな意味で、それが現実となるのを心の中で覚悟しているとこがある」

それでもデイヴ・グロールは、実際にコバーンが亡くなったときは大ショックを受けたという。「嫌なサプライズだった。本当に驚きだった。そういうことが起きるかもしれないって予期していたとしても、同じだよ。多分、俺の人生で起きた最悪の出来事だ」「翌日目が覚めて、彼がいなくなってしまったんだって胸が張り裂けそうな思いだったのを覚えている。“ああ、俺は今日という1日があるが、彼にはないんだ”って思ったんだ。その日からずっとそう感じてきたよ」

そして、コバーンを救うことはできなかったのかという質問にはこう答えている。「そういう質問には答えられない…」「自分の中の悪魔と葛藤しているとき、それを最初に救えるのは自分自身だ。他人じゃ助けられないときもある」

ニルヴァーナは先週、1992年にレディング・フェスティヴァルで行なわれたパフォーマンスを収めたCD/DVD『Live At Reading』をリリースしたが、デイヴ・グロールはこれを機に最近、ニルヴァーナ時代のことをよく思い返すようになったという。短く、そして混沌とした日々だったが、今となると楽しい思い出ばかりが浮かぶそうだ。そして、最も思い出深いギグはやはりこのレディング・フェスティヴァルだという。

Ako Suzuki, London
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