音楽ライター赤木まみの「ぐずらのつづら」【1】

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みなさん、はじめまして。音楽ライターの赤木まみと申します☆

このたび、BARKS編集部のアジアンビューティーS編集者から、「赤木さ~ん、BARKSで何か好きなこと書いてみまりんこ?」(←こんな言い方するわけないけどさ)と、ありがた~いご提案をいただき、3,5秒ぐらい迷った挙げ句、何かポツポツ書かせていただくことになりました。

ちなみに3,5秒迷ったのは、私が恐ろしいほどの三日坊主だからで、これからちゃんとこのブログ風コラムを更新していけるのか? という一抹の不安もありつつ……まぁそれはそれとして(←いいのか!? 問題棚上げ)。

とりあえずつれづれなるままに、思ったこと感じたことを書きながら、オススメの曲やアーティスト、バンド、ライヴ、その他モロモロ紹介していったり、月イチぐらいの割合で、仲のいいアーティストと一緒に映画紹介をしたり、リリース・インタビューじゃないインタビューを誰かにしたり(誰かって……?)インディーズの注目株に話を聞いたり……と突発的に、その場の思いつきで、気ままに書いていこうと思っています。

というわけで、みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。ペコリ☆

さて。第1回目の今回、オススメするのは、ご存知、マイケル・ジャクソンの映画「THIS IS IT」です。

すでに観た人も多いと思いますが、これがもう、ほんとーに、すばらしすぎ!!! 地球の財産!としか思えない、マイケルの圧倒的な歌とダンスと存在感。そして、そんな彼のステージをより最高のものにしようとする、ダンサー、バンドのメンバー、スタッフという超一流の同士たち。

コンサートで使われるはずだった映像、セット、衣装、照明、小道具etc.は、何もかもが先鋭のアイディアと最新鋭の技術が投入され、そのクオリティ、および、スケールたるやハンパじゃない。しかし、何より圧倒されるのは、マイケルの表現(ステージ)に対する想いの深さだ。

◆映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』抜き映像1
◆映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』抜き映像2

彼は命をかけて、目の前のステージと向き合っている。
それが映画全編から伝わってきて、本当に胸打たれた。

いやもちろん、マイケルだけじゃなく、ほとんどのアーティスト(&バンド)がスケールの大きさこそ違え、自分の表現には命をかけてると思う。仮に命がけまではいかない人でも、少なくとも、人生や人生の何かはかけてるだろう。

以前、佐野元春さんの学園祭ライヴのリハーサルにお邪魔させていただいたことがある。彼は通しリハの中で、「みんな、今日はこんなに集まってくれて、どうもありがとう!」と、まだスタッフしかいないガランとした体育館の客席に向かって、深々と何秒も何十秒も頭を下げていて、驚いた。

その驚きは、単に挨拶の練習までするのか、という驚きじゃなく、歌のみならず、MCでも自分の想いをオーディエンスにより強く伝えようとする、その真摯な姿勢に驚いたのだ。

音楽ライターという仕事をしていると、ライヴ密着という取材をさせてもらうことがある。アーティストの会場入りからライヴ終演後まで、ぴったりへばりついて、それをレポートする、というアーティストにとってはかなりうざい取材だと思うのだけど、それをやっていても、いかにみんな、1回1回のステージに真剣に向き合っているかがよくわかる。

だからこそ、ライヴは感動するのだよね。

歌自体の内容もさることながら、みんな本当に本気で、今あるすべてをその瞬間に注ぎ込んで、何かを伝えようとするから。

ところで、「THIS IS IT」ではマイケルの名曲が次々に流れ、ファンキーだったり、ソウルフルだったり。で、当然お客さんの体も自然に動いちゃう……もんだと思ってたら、みんな微動だにせず、じーっとスクリーンを観てた。

そんな中、ついつい頭を動かし、足で小さくリズムを取り、挙げ句、だーだー涙を流しながら観てた私は、そーとーうざいヤツだったことでしょう(笑)。

でも、何はともあれ。「THIS IS IT」は猛烈にオススメです!2010年1月にはDVD化されるそうなので、間に合わなかった人はそちらをぜひ!!

それじゃまたね☆ LOVE!

赤木まみ
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