ピート・ドハーティ、ナチのアンセムを歌ったのは間違い

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週末(11月28日)、ドイツ、ミュンヘンのフェスティヴァルでナチス・ドイツ時代の国家を歌い、強制退場させられたピート・ドハーティが謝罪のコメントを発表した。

ハイドンが作曲した「ドイツの歌」は1990年に東西が統一して以降、3番の歌詞がドイツ国歌として歌われている。が、<on3>ミュージック・フェスティヴァルにゲスト出演したドハーティは、ナチ時代の国歌だった1番を歌ってしまった。第2次世界大戦後は、このパートを公けに歌ったり、流すだけでネオナチの疑惑がかけられるともいわれている。

ピートの思わぬパフォーマンスに会場では大ブーイングを巻き起こり、生放送されていたラジオの放送もすぐさまカットされた。ピートはその後、数曲プレイしたものの、スタッフからステージを降りるよう指示されたという。

ピートのスポークスマンによると、ピートは1番の歌詞が現在歌われることがほとんどないことを知らなかったそうだ。「彼は、ドイツ国歌をめぐる論争を知らず、感情を害した人がいたとしたら大変申し訳なく思っている」との声明を発表した。ピートは「ミュンヘンでのパフォーマンスを記念し、オーディエンスと一体になりたかった」だけだという。また、「ピート自身、ユダヤ系であり、さまざまな団体とともに人種差別やファシズムと戦ってきた」と続けている。

フェスの主催者によると、もともとピートのパフォーマンスは予定されていたわけではなかったという。「明らかに酔っ払っていたものの」確かな足取りでステージに上がると、物静かなヴォイスで1番の歌詞を歌い始めたという。しかし、すぐにブーイングが起こり、別の曲へ移らざる得なかったそうだ。

Ako Suzuki, London
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