音楽ライター赤木まみの「ぐずらのつづら」【3】―「GACKT<神威♂楽園 de イキナ祭>」

ツイート
そして私も、もちろん着ましたよ、制服。ええ、ええ、着ましたとも。何日も前からあれこれ考えて、ユニ○ロでスクールセーター買ったり、ネットで女子高生用スカートを注文したりして、ブキミな高校生姿になりましたさ。でも、一見おバカで無駄とも言えるこの行為が、どんなに楽しかったことか! この先二度と女子高生用スカートやチェックのリボンタイやラルフの紺色ハイソックスは着用しないかもしれないけど、それを集める段階からイベントは自分の中で始まってたし(だからワクワク期間が長く持続)、会場に行けばいい歳したオトナがみんな制服姿だから、いつも以上にファンの人たちに親近感もわいたし、あ~遊びって無駄なことを本気でやるからこそ楽しいんだったと改めて実感。そういえば小さい頃、友達と一緒に泥団子を真剣に丸めたりしたもんだけど、あれだって本気で無駄なことをやってたから楽しいわけで、本来“遊び”ってそういうものだったなぁと。忘れていたことをGACKTに思い出させてもらった気がした。

生徒会長(GACKT)や先輩たち(バンドのメンバーやダンサー)によるステージ自体、めちゃめちゃ楽しく、なおかつ、「う~む、さすが!」と思えることの連続で、休憩を挟んでの4時間(!!)は0.1秒も飽きることなく、あっというま。最高に贅沢な時間を過ごすことができました。GACKTに感謝!

それにしても、オトナの本気の遊びって、スノッブだよね。

というわけで、本日オススメするのは、そんなGACKTの、12月9日にリリースされたニュー・シングル「雪月花-The end of silence/斬~ZAN~」です。

両A面である本作は、バラードとロックチューンという両極な面を持ちながら、どちらの曲も和テイストが投入されていて、1つの大きな世界観が広がる。想像力を刺激する、奥行きのある非常に深みのある1枚です。「雪月花-The end of silence」のPVにはナイトメアのNi~yaや、D'espairs RayのTSUKASA、Duel JewelのShunも出演、力強くもせつな美しい映像になっているので、こちらの方もぜひ要チェックを!

それじゃまたね。LOVE!

赤木まみ

◆Gacktオフィシャルサイト
この記事をツイート

この記事の関連情報