2009年間カラオケリクエストランキング発表

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2009年の年間カラオケリクエストランキング調査を楽曲別/アーティスト別に実施、第一興商による調査結果が発表となった。

◆2009年間カラオケリクエストランキング発表 ~画像編~

楽曲別ランキングは、1位「キセキ」(GReeeeN)、2位「愛のままで…」(秋元順子)、3位「TiAmo」(EXILE)という結果。いかがだろうか?

「キセキ」は、2008年に引き続き、年間楽曲別ランキングで1位に輝いた。通信カラオケ「DAM シリーズ」において、2年連続で1位を獲得した楽曲は、SMAPの「世界に一つだけの花」(2003年、2004年)以来の快挙となる。ちなみに「キセキ」は、2008年6月以来、月間ランキングでの1位を16回も獲得している。これは、現時点での1位獲得回数最多記録でもあり、圧倒的な強さといえるものだ。

一方、2位の秋元順子「愛のままで…」は、2008年の19位から大きくランクアップを果たした結果。月間ランキング1位を独走していた「キセキ」を打ち破ったのが、この「愛のままで…」だったのだ。2009年2月と4月に首位を奪取しているが、これは2008年5月「そばにいるね」(青山テルマ feat.SoulJa)以来の、女性アーティスト楽曲での1位獲得でもあった。

なお、このTOP50において、2009年にリリースとなった新曲の中で最も高順位に輝いた作品は、加藤ミリヤ×清水翔太「Love Forever」だ。この曲は総合ランキングで21位にランクインしているが、逆に言うと、TOP20は全て2009年以前に発売された旧曲ばかりということになる。いくらいい歌でも、人々に口ずさまれカラオケで頻繁に歌われるようになるまでには、じっくりと時間もかかるということなのだろう。数年後には2009年に発売された作品もTOP20の中に多く登場しているかもしれない。

一方、アーティスト別ランキングは、1位「EXILE」、2位「倖田來未」、3位「浜崎あゆみ」という結果となり、これは2008年と同様の結果。もはや鉄板というべきか、一度定まった人気はなかなか揺らぐものではないということだろうか。当然ヒット曲をたくさん持っているアーティストが上位に出てくることになるわけで、新人はレパートリーが少ない分、上位に登場するのはなかなか困難だ。ちなみに、EXILEは楽曲別でも10位以内に2曲ランクインしている強さを誇り、6位「Lovers Again」は、2007年より3年連続のトップ10入りを果たしている。

また、過去のランキングを紐解くと、興味深いトピックスも現れる。一青窈「ハナミズキ」は、2004年以来6年連続トップ10入りを果たしており、この曲が、現在までの最長記録を保有しているロングランNo.1作品だ。2004年(3位)、2005年(2位)、2006年(5位)、2007年(7位)、2008年(7位)、2009年(7位)という成績を収めている。この後に続く楽曲は、EXILEの「Lovers Again」とGReeeeNの「愛唄」。どちらも2007年以来3年連続でトップ10入りを果たしている。
※「Lovers Again」2007年(3位)、2008年(2位)、2009年(6位)
※「愛唄」2007年(5位)、2008年(3位)、2009年(9位)

また、現在までの年間ランキングで、上位20位以内に最も多くの楽曲をランクインさせたアーティストを調べてみると、GLAYとコブクロがそれぞれ4曲という記録を持っている。GLAYは、1998年の年間ランキングで、「HOWEVER」が3位、「ずっと2人で…」が6位、「SOUL LOVE」8位という、TOP10内に3曲も登場、そして「誘惑」が11位となり、TOP20内に見事4曲をランクイン。1998年はいろんなGLAYの曲があらゆるシーンで歌われていたと想像できる。GLAYは翌年の1999年にも「Winter, again」3位、「ずっと2人で…」5位、「BE WITH YOU」10位、「HOWEVER」11位という4曲をTOP20にランクインさせている。なおコブクロは2007年に「桜」4位、「蕾」10位、「永遠にともに」12位、「ここにしか咲かない花」13位という快挙を達成している。

さて、現在までの年間ランキングで、上位20位内にランクインさせた楽曲の最多記録を持つアーティストは誰でしょう。そう、これはSMAP。記録は9回。こうやってみると、10年以上もの間、TOP20に入るほどの人気楽曲を常にアピールし続けているという事実が浮かび上がってくる。世代を超えて人気を継続させているSMAPの底力を再認識するところだ。

・1997年/「SHAKE」10位、「セロリ」17位
・1998年/「夜空ノムコウ」4位
・1999年/「夜空ノムコウ」7位
・2000年/「らいおんハート」12位
・2001年/「らいおんハート」6位
・2003年/「世界に一つだけの花」1位
・2004年/「世界に一つだけの花」1位
・2005年/「世界に一つだけの花」7位
・2006年/「世界に一つだけの花」20位

※当調査は、第一興商の通信カラオケDAMシリーズにて実施。DAMシリーズは、全国のカラオケルーム、カラオケスナックなどにおいてシェア約57%(第一興商調べ)を誇る業務用通信カラオケシステム。
※文章中にて、コブクロとGLAYの情報に入れ違いの間違いがありました。修正とともに、お詫び申し上げます。
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