エミネム、新曲でゲイの有名人を攻撃?

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5年ぶりに新作を発表して話題を呼んだラッパーのエミネム(Eminem)が、今月に発売される同作の豪華盤に収録される新曲で同性愛者を中傷しているとして議論を呼んでいる。

問題になっているのは"Elevator"という曲。同曲でエミネムは、元インシンク(*Nsync)のランス・ベイス(Lance Bass)、今年American Idolで準優勝を果たして注目を集めている新人のアダム・ランバート(Adam Lambert)、同じくAmecian Idol出身のクレイ・エイケン(Clay Aiken)の3名の名を挙げており、「あいつらは成功しない。俺がニセもんだって言ったら、あいつらすげえ怒ってやがる。あの声が耳に入るのがもう我慢できない。俺がやる前に、誰かあいつらを黙らせてくれないか」と攻撃している。さらに、名指しにされたこの3人はゲイであることを公表しており、この文の一部がfaggots(同性愛者などを罵倒する俗語)と聞こえるようにラップしていることから、この曲でエミネムは意図的に同性愛者を中傷しているという声があがっている。以前から、彼の歌詞には同性愛者を中傷する内容があると指摘されている。

エミネムは、"Relapse: Refill"を全米で12月21日に発売予定(日本盤は12月23日予定)。これは今年5月に発表された"Relapse"のデラックス盤で、未発表曲などを収録したボーナスディスク付きの2枚組となっている。"Elevator"はボーナスディスクに収録されている新曲。

◆エミネム Artist Info(notrax)
◆エミネム Artist Video(notrax)
text by notrax
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